坂上忍の勝たせてあげたいTV
坂上忍の勝たせてあげたいTV | |
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ジャンル | スポーツ番組 |
出演者 |
坂上忍 宇垣美里 武井壮 中野浩一 筒井大輔 橋本悠督 他 |
製作 | |
制作 | 日本テレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2014年6月15日 - |
放送時間 | 不定期、主に午後4時台 |
坂上忍の勝たせてあげたいTV(さかがみしのぶのかたせてあげたいてぃーびー)は、日本テレビ系列で放送されている公営競技 競輪の放送番組で、坂上忍の冠番組でもある。KEIRIN(JKA)の一社提供番組。
ここでは、日本テレビ系列での競輪中継全般を網羅していく。
概要
[編集]KEIRINをスポンサーに迎え、KEIRINグランプリと、いわゆる「特別競輪」とも呼ばれるGI競走のうち一部(対象のレースは以下を参照)の決勝戦の模様を生中継で放送している。
KEIRINグランプリや特別競輪決勝戦の中継は、1990年代までは主にテレビ東京系列にて行われてきたが、日本テレビ系列においては2006年の第22回読売新聞社杯全日本選抜競輪から本格的に競輪中継を開始した。
2013年までは原則全日本選抜競輪とKEIRINグランプリ以外は放送されていなかったが[注 1]、現在のタイトルとなった2014年以降はその他のGI競走も中継するようになっている(ただし毎年放送される前述の2大会とは違い、年度により放送の有無あり)。
当初は日本テレビアナウンサーが司会進行を担当していたが、2011年からはタレントをメインに起用してバラエティ色を強め、同年8月の第27回読売新聞社杯全日本選抜競輪から2014年2月の第29回読売新聞社杯全日本選抜競輪にかけてはブラックマヨネーズを司会に起用して『ブラマヨ自転車部』の番組タイトルで放送された。
同年6月の第65回高松宮記念杯競輪からは俳優の坂上忍を司会に起用し、現在の番組タイトルにて放送されている。ただし、ガールズケイリンのGIであるパールカップにおいては、BS日テレのみの放送となった2023年6月の第1回決勝戦中継では『ガールズケイリン革命! 初開催GIパールカップ』の番組タイトルで、司会のみならずゲストやレース実況、解説まで出演者全員を女性として放送された[1]。
番組のフォーマットは、前半ではゲストとのトークや現役の競輪選手にスポットを当てその選手に密着するドキュメントを放映し、概ね16:30過ぎからとなる後半にてレースの生中継と優勝者インタビューを行っている[2][3]。そのため、決勝戦メンバーによる前日記者会見の模様やレース展望、オッズの放映といった直前情報は放送されていない[注 2](発走直前の検車場での選手の様子を映す程度)ただし、以下にある通り、稀に放送スケジュールの関係で先に決勝戦の生中継と優勝者インタビューを行い、後半でドキュメントを放映することもある[注 3]。レース中では、スタート直後に実況による簡単なルール説明が加えられている(先頭誘導員早期追い抜き[注 4]の禁止など)。
このほか、レース中継とは別に、年に数回は「第2の人生SP」や「○○直前SP」として特番が放送される。この特番は原則として関東ローカルだが、土曜ロータリーで放送される場合のみ全国ネット[注 5]で放送される場合があった[4]。なお、土曜ロータリーが2021年3月27日をもって終了したため、当年は7月10日16:00より放送された。また、2022年は7月24日16:00より[注 6]、2023年は7月16日16:00から、2024年は7月7日15:30から放送された[注 7]。
中継するレースの一覧
[編集]現在
[編集]- 読売新聞社杯全日本選抜競輪 (2006年 - )[注 8]
- 日本選手権競輪 (2016年、2019年、2021年 - )[注 9]
- パールカップ(2023年 - )[注 10]
- 高松宮記念杯競輪 (2014年[注 11]、2016年 - )
- ヤンググランプリ(2022年 - )[注 12]
- オッズパーク杯ガールズグランプリ (2022年 - )[注 13]
- KEIRINグランプリ (2008年 - )[注 14]
過去
[編集]- オールスターについては、2021年よりナイター開催に移行したため同年以降は当番組では放送を取り止めた。代わりに、2012年まで中継を担当したテレビ東京が制作し、テレビ東京系列とBSテレ東にて特番[注 16]として放送されている[注 17]。また、上記以外の寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントと朝日新聞社杯競輪祭についても現在ではオールスター競輪と同じくテレビ東京系列で特番として放送されているが、日本テレビにおいては現在に至るまで中継されたことがない[注 18]。
なお、現在のテレビ東京制作による決勝戦中継については番組名、司会者・出演者いずれも基本的に毎回代えてはいるが、こちらも原則としてKEIRIN(JKA)による一社提供で放送されている。
出演者
[編集]原則KEIRINグランプリを除いて、現地から担当する解説と実況を除き日本テレビのスタジオから放送している[注 19]。また、以前は競輪場の開催中の取材も原則首都圏開催以外では行っていなかった。
司会者
[編集]- 坂上忍(俳優) 2014年6月15日 - (2022年のオッズパーク杯ガールズグランプリ、2023年以降のパールカップを除く)
進行
[編集]解説
[編集]基本的に中野浩一が務めるが、中野はKEIRINグランプリではNHK BS1 →NHK BSの中継に出演するため、同レースでは主にその他の元選手が務める(過去には、当日にあっせんのない現役選手が務めたこともあった)。
- GI決勝戦
- KEIRINグランプリ
- 加藤慎平(競輪評論家、元競輪選手) - 08・2014・2016(ここまでは現役時代)・2019・2021・2022・2023
- 山口幸二(競輪評論家、元競輪選手) - 2012
- 滝澤正光(日本競輪選手養成所所長、元競輪選手) - 2015・2017・2018・2020
- 佐藤慎太郎(競輪選手) - 09・2010・2011
主なゲスト
[編集]- 番組開始当初は毎回様々なタレントが2〜3名ほど出演していたが、現状では武井壮のみか、武井のほか1名が出演する程度。
- 武豊は、原則として中央競馬の開催のない年末のKEIRINグランプリのみ出演。ただし、2014年の第57回オールスター競輪でも出演[注 20]。
- 栗原恵は、主にガールズケイリンの中継で出演。2023年のパールカップでは司会を担当している。
実況
[編集]- 筒井大輔(2014年2月11日 - )
- 橋本悠督 - 当時立川競輪場の実況を担当していた筒井大輔の代役だった2016年のKEIRINグランプリ2016と2023年の第77回日本選手権競輪とガールズグランプリ2023とKEIRINグランプリ2023と2024年の第39回読売新聞社杯全日本選抜競輪と第78回日本選手権競輪を担当
- 岩原紗也香 - 2023年以降のパールカップを担当
ナレーション
[編集]過去の出演者
[編集]司会・進行
[編集]- 鈴木崇司 - 2006年の全日本選抜競輪のみ担当
- 上重聡 - 2007年の全日本選抜競輪のみ担当
- 新谷保志 - 2008年のKEIRINグランプリ08のみ担当
- 古市幸子 - 2009年のKEIRINグランプリ09と2010年の第26回読売新聞社杯全日本選抜競輪で担当
- 伊藤綾子 - 2010年のKEIRINグランプリ2010から2013年のKEIRINグランプリ2013で担当
- ブラックマヨネーズ - 当番組の前身「ブラマヨ自転車部」(2011年の第27回読売新聞社杯全日本選抜競輪から2014年の第29回読売新聞社杯全日本選抜競輪)で担当
- 山田玲奈 - 同年の第29回読売新聞社杯全日本選抜競輪のみ担当
- 酒井千佳 - 2014年の第65回高松宮記念杯競輪から2016年の第69回日本選手権競輪で担当
- 田中みな実 - 同年の第70回日本選手権競輪から2020年のKEIRINグランプリ2020で担当
- 望月理恵 - 2018年の第33回読売新聞社杯全日本選抜競輪・2019年の第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪で、田中みな実の代役として担当
- 笹崎里菜 - 2022年の第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪で、宇垣美里の代役として担当
- 武井壮 - 通常はゲスト扱いだが、同年のガールズグランプリと2024年の第2回パールカップでは坂上忍の代役で担当、
- 栗原恵 - 2023年の第1回パールカップで担当
実況
[編集]- 宮原英治 - 2006年から2013年まで殆どで担当
- 佐藤一司 - 当時ラジオ日本アナウンサーで、2008年のKEIRINグランプリ08のみ担当
ナレーション
[編集]自転車の神様
[編集]- 桂三度 - 2014年の第65回高松宮記念杯競輪から2017年の第68回高松宮記念杯競輪で担当
- ルー大柴 - 同年の第60回オールスター競輪のみ担当
新型コロナウイルス関連での対応
[編集]2020年5月以降は、COVID-19関連の対応をとって放送していた。
- 司会の坂上とアシスタントは間隔をとって放送、他の出演者はリモートで出演、ないしゲストの武井壮のみ(ないしもう1名)がスタジオ出演。
- 通常レース映像は日本テレビが制作するが、6月の第71回高松宮記念杯競輪と8月の第63回オールスター競輪は製作を行わず6月はテレビ和歌山・8月はSPEEDチャンネルが制作した映像をテロップを消した上で使った。
放送時間
[編集]- GI決勝戦
原則としてGI決勝戦は日曜日ないし当日が土曜日以外の祝日に行われる[注 21]ため、土曜日の放送実績はない[注 22]。
- KEIRINグランプリ
原則として年末の12月30日に行われるため、土曜日も含め全ての曜日で放送される[注 25]。なお、番組編成の都合で日曜日・祝日とも上記のGIレース決勝戦当日とは編成が異なることもある。
- KEIRINグランプリ08 … 16:00 - 17:00
- KEIRINグランプリ09 〜 KEIRINグランプリ2018 … 15:55 - 16:50
- KEIRINグランプリ2012・KEIRINグランプリ2018では当日が日曜日であったが、その時間で放送された。
- KEIRINグランプリ2019以降 … 16:00 - 16:55
第2の人生劇的チェンジSP
[編集]レース中継を行わず、他の分野から競輪選手に転向した人物に焦点を当てたドキュメンタリー番組。
過去の放送内容は以下の通り。(放送時間は、別記のない限り土曜ロータリー枠)
- 第2の人生劇的チェンジSP(2017年8月5日)
- 第2の人生劇的チェンジSP2(2018年7月28日)
- 第2の人生劇的チェンジSP(2019年8月3日)※日本テレビのみ放送
- 第2の人生劇的チェンジ!SP2020(2020年7月18日)
- 第2の人生劇的チェンジ!SP2021(2021年7月10日 16:00 - 17:00)
- 第2の人生劇的チェンジ!SP2022(2022年7月24日 16:00 - 16:55[注 26])
- 第2の人生劇的チェンジ!SP2023(2023年7月16日 16:00 - 16:55)
その他の特番
[編集]- 競輪学校&日本代表 みんなで大激励SP(2016年7月30日 10:30 - 11:25)
- 自転車トラック世界選手権2023(2023年8月12日 25:25 - 27:25)※日本テレビのみ放送
- KEIRINグランプリ前夜祭!(同年12月29日 25:59 - 26:29)※日本テレビのみ放送
- 人生変えた再出発 自転車大注目SP(2024年7月7日 15:30 - 16:25[注 27])
- 自転車トラック世界選手権2024(同年10月20日 26:55 - 28:25)※日本テレビのみ放送
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 厳密には同年のオールスター競輪も中継する予定だったが、台風18号の影響で決勝戦が中止順延となり放送を取りやめた事がある。
- ^ 近年ではテレビ東京系列が放映する場合でも、同様の傾向が見られる。
- ^ 特に、放送開始が通常よりも遅い2021年以降の日本選手権競輪が該当。
- ^ この番組で中継していたKEIRINグランプリ2016でも、新田祐大が同様に失格となっている。
- ^ 2020年は同枠で放送された場合でも、関東ローカルになる場合もあった。
- ^ ただし、札幌テレビのみプロ野球中継(GO!GO!ファイターズ)を優先したため当日12:35から先行放送された。
- ^ ただし、ミヤギテレビと福岡放送はプロ野球中継を優先したため、ミヤギテレビは6日10:30から、福岡放送は10日10:25から放送された。
- ^ 2014年は初日が平成26年豪雪の影響で中止順延となった影響で、当日は12R準決勝を放映。
- ^ 開催自体が中止となった2020年は、内容を変更して放送した。
- ^ BS日テレのみ。
- ^ 関東ローカルで、日本テレビでのみ放送。
- ^ BS日テレのみ放送[5]。
- ^ BS日テレと日本テレビのみ放送[5]。
- ^ 1997年からNHK BS1 →NHK BSで中継を開始した。NHKにおける中継幹事局は立川・京王閣・平塚開催時は東京、岸和田開催時は大阪、静岡開催時は静岡が担当する。
- ^ 2013年も中継予定だったが、当初の決勝戦当日が中止順延となったため、内容を変更して放送。
- ^ レギュラー番組とのコラボレーションという形で決勝戦発走直前までバラエティの体裁をとることもある。
- ^ 2022年は、BSテレ東のみで放送。
- ^ ただし系列局では、過去に他系列の中継をカバーする形で放送された事がある。
- ^ 2020年のみCOVID-19の影響でKEIRINグランプリも含めて日本テレビのスタジオから放送した。一方で、2022年のKEIRINグランプリ2022シリーズと2023年の第77回日本選手権競輪とKEIRINグランプリ2023シリーズは現地から放送した。
- ^ 通常、敬老の日は中央競馬が開催されるが、この年は中央競馬の開催がなかったため出演している。なお、KEIRINグランプリがテレビ東京系列で中継されていた時代にも多く出演している。
- ^ GIレースがグレード制を採用する前の「特別競輪」と呼称されていた時代は、決勝戦は主に火曜日に行われていた。
- ^ GIの決勝戦が土曜日に行われたのは、1976年の日本選手権競輪が最後となっている。
- ^ 2020年5月10日は、当初中継予定であったワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップが組まれていた関係で16:25 - 17:20に放送された。また、2021年以降の日本選手権競輪も同様の理由で同時刻で放送されている。
- ^ news every.第1部の枠を利用。
- ^ KEIRINグランプリ2017とKEIRINグランプリ2023では当日が土曜日であったため、当番組も土曜日に放送された。
- ^ 札幌テレビのみ当日12:35から先行放送。
- ^ ミヤギテレビは6日10:30から先行放送。福岡放送は10日10:25から遅れ放送。
出典
[編集]- ^ テレビ放送予定 - 第74回高松宮記念杯競輪特設サイト
- ^ “坂上忍の勝たせてあげたいTV 2019年12月30日(月)放送内容”. 価格.com(テレビ紹介情報) (2019年12月30日). 2020年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ “坂上忍の勝たせてあげたいTV 2020年6月21日(日)放送内容”. 価格.com(テレビ紹介情報) (2020年6月21日). 2020年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ “「坂上忍の勝たせてあげたいTV」の夏季特別番組が放送されます!”. KEIRIN.JP (2020年7月15日). 2020年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ a b “坂上忍の勝たせてあげたいTV|日テレ@kataseteagetaiのツイート”. Twitter (2022年12月28日). 2022年12月29日閲覧。
- ^ 日本テレビ系で競輪選手に転身した3選手が紹介されます!(KEIRINマルシェ)
- ^ 『坂上忍の勝たせてあげたいTV〜第2の人生劇的チェンジSP2019〜』が 放送されます!(KEIRINマルシェ)
- ^ 「坂上忍の勝たせてあげたいTV 第2の人生劇的チェンジ!SP2020」を見よう!(KEIRINマルシェ)
- ^ 【番組情報】坂上忍の勝たせてあげたいTV 第2の人生劇的チェンジ!SP2021(KEIRINマルシェ)
- ^ 12月29日25時59分放送 日本テレビ 坂上忍の勝たせてあげたいTV
外部リンク
[編集]- 公式サイト|日本テレビ
- 坂上忍の勝たせてあげたいTV|日テレ (@kataseteagetai) - X(旧Twitter)