土井裕泰
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どい のぶひろ 土井 裕泰 | |||||||||||
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生年月日 | 1964年4月11日(60歳) | ||||||||||
出生地 | 日本・広島県 | ||||||||||
職業 | 映画監督、演出家 | ||||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
テレビドラマ 『オレンジデイズ』 『私の運命』/『愛していると言ってくれ』 『真昼の月』/『ビューティフルライフ』 『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』 『Love Story』/『GOOD LUCK!!』 『魔女の条件』 『空飛ぶ広報室』/『眠りの森』 『S -最後の警官-』/『コウノドリ』シリーズ 『重版出来!』/『逃げるは恥だが役に立つ』 『カルテット』/『ラストマン-全盲の捜査官-』 映画 『いま、会いにゆきます』 『涙そうそう』/『ハナミズキ』 『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』 『映画 ビリギャル』/『罪の声』 『花束みたいな恋をした』 | |||||||||||
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土井 裕泰(どい のぶひろ、1964年4月11日 - )は、TBSテレビ(旧:TBSエンタテインメント)・コンテンツ制作局ドラマ制作部所属のテレビドラマの演出家。映画監督。広島県広島市、現在の中区鉄砲町出身[1]。
来歴
[編集]CMディレクターの高田雅博は広島学院中学・高校の同級生で、在学中に8ミリ映画を学園祭に出品して腕を競ったり、共同制作もした。子供の頃から映画館に通いつめたが、最も影響を受けた映画は、同郷の長谷川和彦監督『太陽を盗んだ男』だという[1]。早稲田大学政治経済学部卒業。早大時代は劇研に所属、劇団山の手事情社の初期メンバーとして舞台に出演した。同時期に所属した役者に池田成志、清水宏らがいる。
大学卒業後、TBSに入社した[1]。以降、テレビドラマの話題作を多数演出する[1]。「TBSのエースディレクター」と言われている。
主な演出作品にドラマ『愛していると言ってくれ』、『ビューティフルライフ』、『GOOD LUCK!!』、『逃げるは恥だが役に立つ』、『カルテット』、映画『いま、会いにゆきます』、『涙そうそう』、『花束みたいな恋をした』などがあり、実力のある有名な脚本家から信頼されタッグを組むことが多い。
2023年6月にロケ車で移動中に交通事故に遭い、重傷を負った[2]。
受賞歴
[編集]- 1995年
- 第4回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(福澤克雄、伊佐野英樹、北川雅一と共に)(『私の運命』)
- 1996年
- 2000年
- 第24回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(生野慈朗と共に)(『ビューティフルライフ』)
- 2001年
- 第28回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 タイトルバック賞(『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』)
- 第29回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(生野慈朗、今井夏木と共に)(『Love Story』)
- 2004年
- 新藤兼人賞2004 金賞
- 2016年
- 東京ドラマアウォード 2016 演出賞(『重版出来!』、『コウノドリ』) [3]
- ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016 ニューウェーブアワード・クリエーター部門[4]
- 第92回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(金子文紀、坪井敏雄と共に)(『カルテット』)[5]
- 2017年
- 2018年
- 2021年
- 第44回日本アカデミー賞 優秀監督賞(『罪の声』)[8]
- 2022年
- 第13回TAMA映画賞 特別賞(映画『花束みたいな恋をした』制作・製作に関わった坂元裕二や関係者と共に受賞)[9]
作品
[編集]テレビドラマ
[編集]太字はメイン演出担当または単発ドラマ
- テキ屋の信ちゃんシリーズ
- 私の運命(1994年)
- セカンド・チャンス(1995年)
- 愛していると言ってくれ(1995年)
- キャンパスノート(1996年)
- 真昼の月(1996年)
- 理想の結婚(1997年)
- 青い鳥(1997年)
- めぐり逢い(1998年)
- ランデヴー(1998年)
- PU-PU-PU(1998年)
- 魔女の条件(1999年)
- 美しい人(1999年)
- ビューティフルライフ(2000年)
- 百年の物語「現代編・Only Love」(2000年)
- ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ(2001年)
- Love Story(2001年)
- 日韓共同制作ドラマ・フレンズ(2002年)
- 夢のカリフォルニア(2002年)
- 太陽の季節(2002年)
- GOOD LUCK!!(2003年)
- マンハッタンラブストーリー(2003年)
- オレンジデイズ(2004年)
- Mの悲劇(2005年)
- 里見八犬伝(2006年)
- 冗談じゃない!(2007年)
- 猟奇的な彼女(2008年)
- そうか、もう君はいないのか(2009年)
- ラブシャッフル(2009年)
- 天国で君に逢えたら(2009年)
- うぬぼれ刑事(2010年)
- 赤い指(2011年)
- 運命の人(2012年)
- 空飛ぶ広報室(2013年) - プロデュースも兼任
- 眠りの森(2014年)
- S -最後の警官- (2014年)
- テレビ未来遺産“終戦69年”ドラマ特別企画 遠い約束〜星になったこどもたち〜(2014年)
- おやじの背中「北別府さん、どうぞ」(2014年)
- コウノドリ(2015年、2017年)
- 重版出来!(2016年)
- 逃げるは恥だが役に立つ(2016年)
- カルテット(2017年) - チーフプロデュースも兼任
- この世界の片隅に(2018年)
- 凪のお暇(2019年)
- あしたの家族(2020年)
- 日本沈没ー希望のひとー(2021年)
- 持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜(2022年)
- ラストマン-全盲の捜査官-(2023年)
- スロウトレイン(2025年放送予定)
映画
[編集]- 人生は無花果汁[要出典](1981年)
- いま、会いにゆきます(2004年)
- 涙そうそう(2006年)
- ハナミズキ(2010年)
- 麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(2012年)
- 映画 ビリギャル(2015年)
- 罪の声(2020年)[10]
- 花束みたいな恋をした(2021年)[11]
- 片思い世界(2025年予定)[12]
書籍
[編集]- 共著
- 映画の言葉を聞く 早稲田大学「マスターズ・オブ・シネマ」講義録(2018年3月24日、フィルムアート社) ISBN 978-4845917105
脚注
[編集]- ^ a b c d 両角晴香 (2017年8月6日). “視聴率は気になります。でも、最後までやりきることの方が大切です。「土井裕泰:演出家・映画監督」”. nextひろしま (東京広島県人会). オリジナルの2018年4月22日時点におけるアーカイブ。 2018年4月24日閲覧。
- ^ 広瀬すず、杉咲花、清原果耶のトリプル主演映画、ロケ車が大破事故 プロデューサーや監督は大けが、公開は大幅延期も NEWSポストセブン 2024年1月20日閲覧
- ^ “世界に見せたい日本のドラマ 『あさが来た』『赤めだか』がグランプリ”. ORICON STYLE. (2016年11月7日) 2016年11月7日閲覧。
- ^ “ゆうばり映画祭ニューウェーブアワード受賞者決定、勝地涼「身が引き締まる思い」”. 映画ナタリー (2016年2月22日). 2016年2月22日閲覧。
- ^ 【特集】第92回ドラマアカデミー賞 結果発表 | ザテレビジョン、ザテレビジョン、KADOKAWA、2017年5月10日閲覧。
- ^ “アーカイブ:大山勝美賞”. 放送人の会. 2019年5月19日閲覧。
- ^ “エランドール賞歴代受賞者一覧”. 一般社団法人日本映画テレビプロデューサー協会. 2018年1月22日閲覧。
- ^ 第44回 日本アカデミー賞 優秀賞決定!、日本アカデミー賞公式サイト、2021年2月9日閲覧。
- ^ “第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM 第13回TAMA映画賞”. TAMA映画賞 (2021年10月7日). 2021年10月26日閲覧。
- ^ “小栗旬と星野源が昭和最大の未解決事件に翻弄される、小説「罪の声」映画化”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年4月18日) 2019年4月18日閲覧。
- ^ “有村架純&菅田将暉、坂元裕二ワールドへ! 映画「花束みたいな恋をした」製作決定”. 映画.com. (2019年10月30日) 2019年10月30日閲覧。
- ^ “広瀬すず×杉咲花×清原果耶が「片思い世界」でトリプル主演、脚本は坂元裕二”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2023年3月15日) 2023年5月1日閲覧。