土井美夫
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土井美夫(どい よしお、1901年 - 1986年)は日本の植物学者である。
広島県尾道市出身、広島高等師範学校付属臨時教育育成養成所を卒業し、鹿児島県、広島県で中学、高校の教員を務めた。鹿児島県旧制伊集院中学の教員、教頭時代などに多くの新種の植物を採集した(沖縄、台湾等でも採取を行った)。鹿児島を訪れた天皇へご進講した。後に、広島県山中女子師範学校等に勤務。原爆投下時、2.5㎞地点で被爆した。長年にわたり採集、分類した多くの標本は、広島大学の宮島分所に保管されている。著書に、『薩摩植物誌』(文明堂書店、1926年-1931年)、『広島県植物目録』(博新館、1983年)(広島県の植物目録として、初期のものである。)がある。
ネコノメソウ属の種、 ツクシネコノメソウの学名(Chrysosplenium Doianum Ohwi、Chrysosplenium rhabdospermum Maxim.のシノニム)に献名された。
参考文献
[編集]- 『植物文化人物事典』大場秀章(編集)出版社: 日外アソシエーツ (2007年4月) ISBN 4816920269