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国際ノンバイナリーデー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国際ノンバイナリーデー
正式名称 International Non-Binary People's Day
挙行者 ノンバイナリー(Xジェンダー)コミュニティとサポーター
種類 国際的、文化的
日付 7月14日
関連祝日 国際トランスジェンダー認知の日国際男性デー国際女性デー、ノンバイナリー週間
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ノンバイナリー・プライド・フラッグ

国際ノンバイナリーデー(こくさいノンバイナリーデー、: International Non-Binary People's Day)は、世界中のノンバイナリー(Xジェンダー)の人々が直面する問題についての啓発意識改革英語版[注釈 1]、ならびに彼ら当事者たちの組織化を目的とし、毎年7月14日に行われるイベント[1][2][3]2012年に始められた[4]国際女性デー(3月8日)と国際男性デ―(11月19日)のちょうど中間に7月14日が位置することから、この日付に催されることとなった[5][6]

世界の大多数の国は、ノンバイナリーを性別として法的に認めていない。したがって、ノンバイナリーの人々は性の区別のある――すなわち男女いずれかに紐付けられた――パスポートや公的文書を所持している[7]オーストラリアバングラデシュカナダデンマークドイツオランダニュージランドパスポートに記載する性別としてノンバイナリーを認めている。また、アメリカ合衆国の23州とワシントンD.C.[8]は、運転免許証の性別欄に「X」と記入することを許可している[9]

ノンバイナリー啓発週間(ノンバイナリーけいはつしゅうかん、: Non-Binary Awareness Week)は、7月14日の国際ノンバイナリーデーに先行する日曜日[10]または月曜日[11]から、1週間にわたり行われる。このLGBT意識週間英語版は、性自認を男性と女性のいずれかを排他的に選ばない人、または性自認が男性かつ女性である人、あるいはこれらの区分けの外にいることを自認する人など[12]、伝統的な男女二元制に当てはまらない人のために行われている[13]

脚注

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注釈

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  1. ^ または、意識覚醒。CR。

出典

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  1. ^ Kacala, Alexander (14 July 2019). “International Non-Binary People's Day Celebrates Gender Non-Conforming People”. Newsweek. https://www.newsweek.com/international-non-binary-peoples-day-celebrates-gender-non-conforming-people-1449186 2020年7月13日閲覧。 
  2. ^ Breaking Binaries this International Non-Binary Day”. Human Rights Campaign. 2020年7月13日閲覧。
  3. ^ International Non-Binary People's Day”. Public and Commercial Services Union. 2020年7月13日閲覧。
  4. ^ When is International Non-Binary Day in 2020?”. www.thegayuk.com (25 February 2020). 2020年7月13日閲覧。
  5. ^ Prepare for International Non-binary Day by learning how to be a better ally”. Gay Star News (13 July 2018). 2020年7月13日閲覧。
  6. ^ International Non-Binary People's Day 2020”. Equality Policy Unit. 2020年7月13日閲覧。
  7. ^ Prepare for International Non-binary Day by learning how to be a better ally”. Gay Star News (13 July 2018). 2020年7月13日閲覧。
  8. ^ X Gender Markers by State” (英語). Lambda Legal (10 July 2021). 10 July 2021閲覧。
  9. ^ Proctor, Kate (13 July 2020). “Calls for 'X' gender option in UK passports to be raised in Commons”. The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/politics/2020/jul/13/calls-for-x-gender-option-in-uk-passports-to-be-raised-in-commons 2020年7月13日閲覧。 
  10. ^ Non-Binary Week 2020” (英語). Activist Bookshelf (13 July 2020). 31 December 2020閲覧。
  11. ^ Non-Binary Week” (英語). Ygender. 13 July 2020閲覧。
  12. ^ Non-Binary Awareness Week! (12th -18th July)” (英語). Rakshin Project. 31 December 2020閲覧。
  13. ^ Abby Jones. “Happy Non-Binary Week: 9 Non-Binary and Genderqueer Indie Musicians You Need to Know” (英語). Pop Dust. 31 December 2020閲覧。

関連項目

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外部リンク

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