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哀しい予感 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
哀しい予感
著者 吉本ばなな
イラスト 絵: 原マスミ
装丁: 山口昌弘
発行日 1988年12月15日
発行元 角川書店
ジャンル 小説
日本の旗 日本
言語 日本語
ページ数 193
コード ISBN 4048725211
ウィキポータル 文学
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哀しい予感』(かなしいよかん)は、吉本ばななの初の長編小説

概要

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1988年12月15日角川書店より刊行された。翌年の1989年年間ベストセラーの総合7位を記録した[1]2013年10月26日電子書籍版が幻冬舎より発売された[2]

幼い頃から不思議な能力を持っていた19歳の弥生と、古い一軒家にひっそりと独り暮らすおば(実は姉)のゆきのとの、初夏の物語。

エッセイ集「パイナツプリン」において、「こんなに長い小説を書いたのは初めてで、筆力に絶望を覚えるとともに、まだ明日がある、という希望も感じる」と、出版した直後の気持ちをつづっている。

題名は友人であるシンガーソングライターさねよしいさ子の楽曲『夏の夕暮れ』の歌詞に由来。

登場人物

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私(弥生)
主人公で語り手。19歳。医師の父と、元看護師の母、年子の弟・哲生の4人家族。幼い頃から超能力的な力を持っていた。「おば」のゆきのに対してなぜか懐かしいものを感じている。
おば(ゆきの)
私立高校の音楽教師。独身。古い一軒家に一人暮らし。実は弥生の姉である。両親を交通事故で失っている。
哲生
高校生。弥生が実の姉ではないことを知っており、弥生に思いを寄せている。
正彦くん
ゆきのの元教え子で恋人。自分との子供を中絶したゆきのをずっと探していた。

舞台

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2007年塚本晋也演出により舞台演劇化された[3]

日程
2007年1月5日 - 1月21日 東京都本多劇場
2007年1月26日 - 1月28日 大阪市シアター・ドラマシティ
キャスト

脚注

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