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咸安落火ノリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

咸安落火ノリ(ハマンらっかノリ、朝鮮語: 함안낙화놀이中国語: 咸安落火遊戲英語: Haman Falling Flower Festival)は、大韓民国慶尚南道咸安(ハマン)で毎年行われる火祭り[1]慶尚南道無形文化財に指定されている。

このノリ(遊び、祭り)は、毎年釈迦の誕生日(旧暦4月8日)に行われる伝統的な火祭りである。木炭の粉を紙や布で縄状に編んだものを紐にぶら下げ点火し、火の粉が地面または水面に舞い落ちる幻想的な光景が特徴。[2]

咸安落火ノリの歴史は、その起源を朝鮮王朝時代の18世紀に遡り、21代英祖王が咸安に行幸された時にこの火祭りを見て、毎年続けるように命じたもの。[3][4]日本による統治時代には民族意識を高めるとして禁止されたが、1985年から復活された。しかし、近年コロナ禍により中止を余儀なくされて、2023年から鋭意再復活されて、観光のために旧暦4月8日とか関係なく大々的に開催され(特に無盡亭 무진정で)、海外からも多くの観光客が訪れている。[5][6]

こうした落火ノリの有力な行事は咸安だけでなく、慶尚北道安東市京畿道驪州市全北特別自治道茂朱郡済州道済州市などでも行われている。[7]

参照項目

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脚注

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外部リンク

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