呼気音
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概要
[編集]呼気音は外へ流れ出る気流(egressive airstream)が声道と相互作用して生まれる声である。言語音に限定する場合もある。対義語は吸気音である。
分類
[編集]呼気音は気流の生まれ方(気流機構)に基づいて以下のように分類できる:
舌による呼気音
[編集]軟口蓋による呼気音としても知られている、舌による呼気音は、吸着音として知られている舌の吸気音と同様の二重閉鎖を含むが、反対方向の気流を伴う。口蓋を閉じた状態で、フランス語の却下の表現のように、話者は舌か頬のどちらかを使って口から空気を押し出す。消滅したオーストラリアの儀式言語であるダミン語を除いて、いかなる人間の言語でも通常の語彙に使われることは知られていないが[2]、この気流機構の変形は循環呼吸の一部としてミュージシャンに知られている。
脚注
[編集]- ^ Ogden, Richard. An Introduction to English Phonetics. Edinburgh University Press, 2009, p. 154.
- ^ Ladefoged, Peter (2006). A Course in Phonetics (5th ed.). Boston: Thomson Wadsworth. ISBN 1-4130-0688-4
参考文献
[編集]- Ladefoged, Peter; Maddieson, Ian (1996). The Sounds of the World's Languages. Oxford: Wiley-Blackwell. ISBN 978-0631198154。