向川桜子
向川 桜子 | |
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名前 | |
カタカナ | ムコウガワ サクラコ |
ラテン文字 | Sakurako Mukogawa |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
種目 | アルペンスキー スキークロス |
所属 | 富士フイルムBI秋田 |
生年月日 | 1992年1月20日(32歳) |
生誕地 | 秋田県横手市 |
身長 | 161 cm |
ワールドカップ戦歴 | |
デビュー年 | 2012年 |
向川 桜子(むこうがわ さくらこ、1992年1月20日 - )は、秋田県横手市出身のアルペンスキー選手。主に大回転や回転競技に出場している。富士フイルムBI秋田株式会社所属。2022年北京冬季五輪アルペンスキー日本代表。
略歴
[編集]横手市立朝倉小学校、横手市立鳳中学校(現・横手市立横手北中学校)を卒業。秋田県立角館高等学校進学後は国体の大回転で優勝、卒業後は早稲田大学教育学部教育学科に進学し全日本学生選手権や全日本選手権の回転を制しユニバーシアードに日本代表として3回出場、ワールドカップにも初参戦した。2014年同大学を卒業[1]、現在は富士フイルムBI秋田株式会社に所属している。
2017年、初のオリンピック出場を懸けた平昌五輪選考試合では、スタート直後にスキー板がはずれるアクシデントで失格となりオリンピック出場は叶わなかった[2]。
2021-22年シーズン、12月にオーストリアのリエンツで行われたワールドカップの女子回転で27位[3]に入るなど実績は残していたものの、当初は代表からもれていたが、国際スキー連盟による出場枠の再配分で日本の枠が増え追加での代表内定が決まり大回転と回転で悲願の北京冬季オリンピック出場を決めた[4][5]。アルペン競技に秋田県関係選手が出場するのはこれが初めてとなる[6]。大回転が31位、回転が35位だった[7]。
人物
[編集]らーめんヴ会長を名乗るなど、無類のラーメン好き。
性格は明るく、社交的である。
ゴルフでは基本的にレギュラーティからプレーをし、男子顔負けの飛距離を出す。
旅行のエピソードでは、友人と南国に行った時に現地人に間違えられる、など逸話が多々ある。
ノルディック複合の渡部善斗とクロスカントリースキーの宮沢大志は早稲田大学時代にスキー部の同級生であり2022年の北京オリンピックでは久々の再会となった。大学時代、宮沢とは飲み仲間の間柄だった。渡部善と宮沢は現在も一緒に練習することがあるが、向川は卒業後は同期会を含め、同じ場所に集まることはなかったという[8]。
レースで使用するヘルメットは桜と祖父がしたためた毛筆の名前が施された特注のデザインである。
北京五輪に合わせ完成したヘルメットを海外に送ろうとしたがコロナ禍で物流が大混乱しており、未着になる可能性があったが、スポンサーやスキー仲間の努力により、無事本人の手元に届いた。
脚注
[編集]- ^ “向川 桜子(2014年教育学部卒)Sakurako MUKOUGAWA”. 早稲田大学 競技スポーツセンター. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “スタート直後はずれたスキー板…平昌逃して手にした強さ 五輪代表に:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “向川桜子27位で自身初のW杯得点、2カ月ぶり復帰の安藤麻は途中棄権 - スポーツ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年2月9日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “向川桜子スキーアルペン|プロフィール【NHK】北京オリンピック・パラリンピック2022”. www3.nhk.or.jp. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “向川桜子、広瀬崚をスキー代表に 追加発表、選手数は海外五輪最多:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “スキーアルペン向川桜子選手(秋田・横手市出身)が北京五輪出場内定”. FNNプライムオンライン. 2022年2月9日閲覧。
- ^ NEWS閲覧室「県勢、五輪で奮闘」『秋田魁新報』2022年2月13日、20面。
- ^ “北京五輪ここに注目:五輪で「まさか」 早大スキー部出身30歳の3選手、北京で再会”. 毎日新聞. 2022年2月9日閲覧。