名月峠
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明月峠、名月峠 | |
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所在地 |
日本 大阪府豊能郡能勢町 |
座標 | 北緯34度57分48.7秒 東経135度25分21.6秒 / 北緯34.963528度 東経135.422667度座標: 北緯34度57分48.7秒 東経135度25分21.6秒 / 北緯34.963528度 東経135.422667度 |
標高 | 262 m |
通過路 | 大阪府道4号茨木能勢線 |
プロジェクト 地形 |
明月峠[1]、名月峠(めいげつとうげ)は、大阪府豊能郡能勢町にある峠。標高約262m。
概要
[編集]暮坂峠・逢坂峠・坂井峠と共に、能勢町中部を南北に貫く山地にかかる峠の一つ。竜王山(標高462m)の北側を越える。トンネルは無く、大阪府道4号茨木能勢線が東西に切通しで抜ける。
伝説
[編集]昔、摂津国御園荘(現在の尼崎市)に住む領主・三松国春が子を授かろうと大日如来に願をかけたところ、仲秋の名月の夜に娘が生まれたため、名月姫と名付けた。美しく育った姫は能勢家包に嫁ぐこととなり、能勢大里の地へやって来た。
能勢氏の許で幸せに暮らしていた名月姫だが、姫の美貌を聞きつけた平清盛が横恋慕し、能勢氏から姫を引き離そうとした。名月姫は悲嘆に暮れつつも清盛の権勢には抗し難く、能勢を去り清盛の待つ福原へ向かったが、大里から程近いこの峠で能勢氏への操を守り自害した。
姫の亡骸を祀った墓所が今も峠近くに残る。婚礼の行列や「結婚」に関するクルマはこの峠を通らない不文律があるという。
通過する交通路
[編集]バス
[編集]いずれも本数は少ない。
脚注
[編集]- ^ 地理院地図より