コンテンツにスキップ

吉田正紀 (文化人類学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉田 正紀(よしだ まさのり、1945年[1][2] - )は、日本文化人類学者、日本大学国際関係学部教授[3]

近年では、おもにインドネシア人日本人異文化結婚を事例として、異文化接触について研究している[3]

経歴

[編集]

神奈川県生まれ[1]1967年立教大学経済学部を卒業し、大学院文学研究科地理学専攻へ進み、1972年文学修士を取得した[3]

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校大学院に留学して人類学を専攻し、1990年[3]スマトラ島東部北スマトラ州トゥビン・ティンギ (Kota Tebing Tinggi) のジャワ人移住地における民間医療文化についての研究「The folk healers and their patients: Continuing viability of folk health care systems in the multiethnic settings in North Sumatra, Indonesia」により、Ph.D. を取得した[4][5]

帰国後は、立教大学非常勤講師を経て[4]、日本大学国際関係学部教授となった。

おもな著作

[編集]

単著

[編集]
  • 民俗医療の人類学:東南アジアの医療システム、古今書院、2000年
  • 異文化結婚を生きる、新泉社、2010年

翻訳

[編集]
  • ピーター・ワースレイ、千年王国と未開社会:メラネシアのカーゴ・カルト運動、紀伊国屋書店、1981年
  • (加藤将史との共訳)ジェームズ・スタンロー (James Stanlaw)、和製英語と日本人―言語・文化接触のダイナミズム (Japanese English)、新泉社、2010年

脚注

[編集]
  1. ^ a b 異文化結婚を生きる 日本とインドネシア/文化の接触・変容・再創造 吉田正紀/著”. 新泉社. 2015年2月12日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ 「吉田, 正紀, 1945-」に一致する資料”. 国立国会図書館. 2015年2月12日閲覧。
  3. ^ a b c d 教授 吉田正紀”. 日本大学国際関係学部. 2015年2月12日閲覧。
  4. ^ a b 「東スマトラのプランテーションとジャワ人移民」『史苑』第53巻第1号、1992年、106-118頁。  NAID 110009321352
  5. ^ The folk healers and their patients: Continuing viability of folk health care systems in the multiethnic settings in North Sumatra, Indonesia Yoshida, Masanori”. University of Illinois. 2015年2月12日閲覧。

外部リンク

[編集]