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吉田メロディー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉田メロディー(よしだメロディー)とは、昭和時代に活躍した作曲家吉田正の作風のことである[1]。通称吉メロ。

解説

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昭和の大作曲家古賀政男の作風が「古賀メロディー」と称された[2]のに比類して命名された。命名時期は不明[注釈 1]

同様の例に、「服部メロディー(服部良一)」[3]「遠藤(実)メロディー(遠藤実)」[4][5]「晋平メロディー(中山晋平)」[6]古関メロディー古関裕而)」[7]などがある。ただし、中山と古関の場合は没後に命名されたものであり、吉田・服部・遠藤の場合も存命中にはさほど普及していない。

主な楽曲

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曲名 作者 歌手
異国の丘 増田 幸治

補作:佐伯 孝夫

竹山 逸郎

中村 耕造

1948
街のサンドイッチマン 宮川 哲夫 鶴田 浩二 1953
落葉しぐれ 吉川 静夫 三浦 洸一 1953
弁天小僧 佐伯 孝夫 三浦 洸一 1955
赤と黒のブルース 宮川 哲夫 鶴田 浩二 1955
東京の人 佐伯 孝夫 三浦 洸一 1956
哀愁の街に霧が降る 佐伯 孝夫 山田 真二 1956
有楽町で逢いましょう 佐伯 孝夫 フランク永井 1957
公園の手品師 宮川 哲夫 フランク永井 1958
街燈 佐伯 孝夫 三浦 洸一 1958
泣かないで 井田 誠一 和田弘とマヒナスターズ 1958
東京ナイト・クラブ 佐伯 孝夫 松尾 和子・フランク永井 1959
誰よりも君を愛す 川内 康範 松尾 和子・和田弘とマヒナスターズ 1959
夜がわるい 川内 康範 松尾 和子 1960
潮来笠 佐伯 孝夫 橋 幸夫 1960
再会 佐伯 孝夫 松尾 和子 1960
東京カチート 佐伯 孝夫 フランク永井 1960
江梨子 佐伯 孝夫 橋 幸夫 1962
寒い朝 佐伯 孝夫 吉永 小百合・和田弘とマヒナスターズ 1962
いつでも夢を 佐伯 孝夫 橋 幸夫・吉永 小百合 1962
霧子のタンゴ 吉田 正 フランク永井 1962
伊豆の踊子 佐伯 孝夫 吉永 小百合 1963
美しい十代 宮川 哲夫 三田 明 1963
恋をするなら 佐伯 孝夫 橋 幸夫 1964
明日は咲こう花咲こう 西沢 爽 吉永 小百合・三田 明 1965
恋と涙の太陽 佐伯 孝夫 橋 幸夫 1966
恋人ジュリー 吉田 正 三田 明 1966
勇気あるもの 佐伯 孝夫 吉永 小百合・トニーズ 1966
おまえに 岩谷 時子 フランク永井 1966
カリブの花 山上 路夫 三田 明 1967
恋のメキシカン・ロック 佐伯 孝夫 橋 幸夫 1967
薔薇の涙 水島 哲 三田 明 1968
和歌山ブルース 吉川 静夫 古都 清乃 1968
お先にどうぞ 山上 路夫 由紀 さおり 1987

注釈

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  1. ^ 国会図書館サーチによれば「吉田メロディー」最古の記述は週刊現代1965年10月21日号

出典

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  1. ^ 戦場の歌 新発掘・吉田メロディー平凡の友
  2. ^ 古賀政男芸術大観 宮本旅人 著 シンフオニー楽譜出版社 1938年
  3. ^ 週刊平凡 1960年12月7日号
  4. ^ サンデー毎日 1979年8月12日号
  5. ^ 潮 1988年11月号
  6. ^ いっとじゅっけん 関東経済産業局, 経済産業調査会 編 1995年2月号
  7. ^ 古関メロディーが2020年からの福島を輝かせる! 財界ふくしま 2019年5月号

外部リンク

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