吉倉範光
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吉倉 範光(よしくら のりみつ、1907年 - 1988年3月23日[1])は、日本の精神医学者。
経歴
[編集]東京出身[1]。1933年東京慈恵会医科大学卒業、千葉医科大学講師、フランス留学、1947年「青年期「独創的危機」の精神病理学的研究」で慶応義塾大学医学博士。戦後は日本大学医学部教授。
著書
[編集]- 『精神医学の黎明 中世紀魔術思想の克服』白水社 1944
- 『小児臨床神経学入門』南山堂 1966
共著
[編集]- 『若き独創の危機』佐藤正義共著 白水社科学選書 1941
- 『青年の人格』佐藤正義共著 白水社科学選書 1942
- 『小児診療のポイント』馬場一雄,大国真彦共著 南山堂 1968
- 『図説小児の神経病』吉野良寿共著 金原出版 1973
翻訳
[編集]- ジルベール・ロバン『異常児 その鑑別と保導』白水社 1940
- ワトソン『科学と洞察』三省堂 1942
- モーリス・ドベス『青年期』白水社文庫クセジュ 1951
- ジルベール・ロバン『むつかしい子の教育』白水社文庫クセジュ 1951
- ポール・ショシャール『精神身体医学』白水社文庫クセジュ 1956
- ショシャール『言語と思考』白水社文庫クセジュ 1957
- ショシャール『動物の社会・人間の社会』白水社文庫クセジュ 1957
- ジャン・ドレ『ジイドの青春』全3巻 芸術家の病誌シリーズ 尾崎和郎共訳 みすず書房 1959-60
- シャルル・ブロンデル『プルースト』藤井春吉共訳 みすず書房 1959
- フランソワ・クルーチェ『心の健康 精神衛生』白水社 1967
- ジルベール・ロバン『異常児の教育』白水社文庫クセジュ 1970
- ディディエ・デュシェ『子どもの精神医学』白水社文庫クセジュ 1975
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 間宮正幸「わが国におけるフランス語圏心理学の導入とその受容について (2) : 戦後の児童精神医学と障害児教育への影響を中心に」『北海道大学大学院教育学研究院紀要』第106号、北海道大学大学院教育学研究院、2008年、1-20頁、doi:10.14943/b.edu.106.1、ISSN 18821669、NAID 120001014735。