原道生
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原 道生(はら みちお、1936年(昭和11年)5月9日[1] - 2023年11月23日)は、日本近世演劇研究者、明治大学名誉教授。
生涯
[編集]東京生まれ。1955年成蹊高等学校卒業[1]、1960年東京大学文学部国文科卒[1]、1966年同大学院博士課程単位取得満期退学[1]、東京大学文学部助手[1]。1971年横浜市立大学文理学部助教授[1]、1981年明治大学文学部教授[1]。2005年同図書館長[1]。2007年定年退職[1]、名誉教授[1]。歌舞伎学会会長、義太夫協会代表理事などを務めた。
2014年第46回河竹賞[2]、第36回角川源義賞受賞[3]。2016年、春の叙勲で瑞宝中綬章を受章[4]。
2023年11月23日、誤嚥性肺炎のため東京都の病院で死去。87歳没[5]。
著書
[編集]単著
[編集]共編著
[編集]- 『日本文芸史 表現の流れ 第4巻 近世』林達也共編 河出書房新社、1988
- 『新潮古典文学アルバム 近松門左衛門』橋本治共著 新潮社、1991
- 『講座元禄の文学』全5巻 浅野晃、谷脇理史、宗政五十緒、雲英末雄共編 勉誠社 1992-93
- 『古典にみる日本人の生と死 いのちへの旅』金山秋男、居駒永幸共著 笠間書院 明治大学人文科学研究所叢書、2013
校注など
[編集]- 近松門左衛門『国性爺合戦・曽根崎心中』日本の文学 古典編 校注・訳 ほるぷ出版、1987
- 『叢書江戸文庫 近松半二浄瑠璃集 1』校訂代表 国書刊行会、1987
- 井原西鶴『校注日本永代蔵』編 武蔵野書院、1987
- 『叢書江戸文庫 豊竹座浄瑠璃集 1』校訂代表 国書刊行会、1991
- 『歌舞伎オン・ステージ 義経千本桜』編著 白水社、1991
- 『新日本古典文学大系 近松浄瑠璃集』松崎仁、井口洋、大橋正叙共校注 岩波書店、1993‐95
- 『叢書江戸文庫 竹本座浄瑠璃集 3』校訂代表 国書刊行会、1996
- 『新日本古典文学大系明治編 河竹黙阿弥集』神山彰、渡辺喜之共校注 岩波書店、2001
- 『樋口一葉家集 翻刻』樋口智子共編 日本学習図書、2004
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 「原道生教授ご退職にあたって」『文芸研究 : 明治大学文学部紀要』第104巻、明治大学文芸研究会、2008年、69-80頁。
- ^ “河竹賞受賞業績一覧 | 日本演劇学会”. jstr.org. 日本演劇学会. 2022年12月1日閲覧。
- ^ “受賞者一覧 | 角川源義賞|顕彰事業 | 公益財団法人 角川文化振興財団”. 公益財団法人 角川文化振興財団. 2022年12月1日閲覧。
- ^ “元文学部教授原道生先生が褒章を受章されました”. 明治大学. 2022年12月1日閲覧。
- ^ “明大名誉教授の原道生氏死去 87歳 義太夫協会代表理事”. 産経新聞. (2023年12月8日) 2023年12月8日閲覧。