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千葉クロスカントリー大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千葉クロスカントリー大会
昭和の森公園
開催地 千葉市緑区
開催時期 2月
種類 クロスカントリー競走
距離 男子20kmおよび10kmおよび5km
女子 20kmおよび10kmおよび5km
ジュニア男子10kmおよび5km
ジュニア女子5km
中学生3km
小学生1.5km
創立 1966年

千葉クロスカントリー大会(ちばクロスカントリーたいかい)は、毎年2月に千葉市昭和の森公園で開催されるクロスカントリー大会である。主催は日本陸上競技連盟。国際的な評価が高いクロスカントリー大会とされるIAAFパーミット大会の1戦であり、大会は世界クロスカントリー選手権の日本代表選手選考会を兼ねて実施されていた[1][2]

前身は1962年に創設されて1965年までの間、例年1月に千葉市検見川および習志野市の会場で開催されていた全国断郊競走大会である。1966年に全日本クロスカントリー大会へ改組となり、第1回大会が2月に奈良公園を会場として開催された。翌年以降は隔年交替で東京大学検見川総合運動場と奈良公園が会場として使用された[3]。1987年の第22回大会以降は日本人選手に加えて外国人選手が招待されるようになり、会場も奈良公園と検見川総合運動場に替えて昭和の森公園へと変更された。1989年第24回大会から千葉国際クロスカントリー大会へと改称された。

中長距離種目の日本国内有力選手や外国人選手を招いて開催され、丘陵地に設けられた公園内の起伏を生かした1周約3000メートルのコースを周回して競技が実施される[4]。直径0.5メートル程度の丸太が障害物として2ヶ所に設置され、幅員は最狭5メートル以下となる走路が細かく曲折する。陸上競技場で開催されるトラックレースと異なり、芝または土が大半を占める細かなうねりを伴った不整地および自然の傾斜への対応が要求される[5]。2012年第47回大会よりコース設定が変更された。

2016年大会は全国中学生クロスカントリー選手権大会との併催となり、国際の名称も消滅される。世界大学クロスカントリー選手権大会英語版の日本代表選考会を兼ねて実施された。 2017年大会は各種目ともに距離が大幅に変更された。それに伴い、世界クロスカントリー選手権大会の日本代表選手選考会ではなくなった。

実施種目

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  • 一般男子 - 20km・10km・5km
  • 一般女子 - 20km・10km・5km
  • ジュニア - 男子10km・5km、女子5km
  • 中学生 - 男女3km(全国中学生クロスカントリー選手権大会)
  • 小学生 - 男女1.5km

歴代優勝者

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1987年第22回大会以降の男子12000mおよび女子6000mの歴代優勝者記録である。

セルゲイ・レベド
ライアン・ホール
男子 記録 女子 記録
22 1987 日本の旗 米重修一 35分17秒 オーストラリアの旗 ジャクリーン・パーキンス 19分45秒
23 1988 オーストラリアの旗 アンドリュー・ロイド 35分03秒 オーストラリアの旗 キャロリン・シュワロー 21分19秒
24 1989 メキシコの旗 アルトゥーロ・バリオス 34分28秒 オーストラリアの旗 キャロリン・シュワロー 19分33秒
25 1990 モロッコの旗 ブラヒム・ブタイブ 34分04秒 オーストラリアの旗 キャロリン・シュワロー 19分01秒
26 1991 エチオピアの旗 アディス・アベベ 34分39秒 エチオピアの旗 デラルツ・ツル 19分36秒
27 1992 ケニアの旗 トーマス・オサノ 35分03秒 ケニアの旗 デリラ・アシアゴ 19分24秒
28 1993 ルワンダの旗 マティアス・ヌタウリクラ 36分01秒 ロシアの旗 ビクトリア・ネナーシェワ 20分04秒
29 1994 南アフリカ共和国の旗 ゲルト・タイス 35分35秒 ロシアの旗 ナデジダ・ガリアモア 19分25秒
30 1995 ケニアの旗 ダニエル・ジェンガ 35分32秒 ルーマニアの旗 ツドリタ・キドウ 19分17秒
31 1996 アメリカ合衆国の旗 ブラッド・バーキス 36分37秒 ルーマニアの旗 ユリア・ネグラ 20分05秒
32 1997 ルワンダの旗 マティアス・ヌタウリクラ 35分50秒 ケニアの旗 テグラ・ロルーペ 19分55秒
33 1998 ケニアの旗 ジュリアス・ギタヒ 36分32秒 ケニアの旗 サリー・バルソシオ 20分37秒
34 1999 ケニアの旗 ジュリアス・キプト 35分14秒 ケニアの旗 テグラ・ロルーペ 26分00秒
35 2000 ウクライナの旗 セルゲイ・レベド 35分38秒 日本の旗 市川良子 26分53秒
36 2001 ケニアの旗 サムエル・カビル 23分33秒 ルーマニアの旗 ユリア・オルテアヌ 19分26秒
37 2002 オーストラリアの旗 クレイグ・モットラム 35分29秒 オーストラリアの旗 ベニータ・ジョンソン 25分43秒
38 2003 ポルトガルの旗 リカルド・リバス 36分27秒 オーストラリアの旗 ベニータ・ジョンソン 26分09秒
39 2004 ケニアの旗 サムエル・ワンジル 35分04秒 オーストラリアの旗 ベニータ・ジョンソン 18分38秒
40 2005 ケニアの旗 サムエル・ワンジル 34分54秒 日本の旗 山中美和子 20分01秒
41 2006 アメリカ合衆国の旗 ライアン・ホール 35分22秒 アメリカ合衆国の旗 サラ・ホール 19分12秒
42 2007 ケニアの旗 ジョセフ・ギタウ 35分05秒 ポルトガルの旗 アナリア・ローザ 19分15秒
43 2008 ケニアの旗 アルン・ジョロゲ・ブグワ 35分27秒 ケニアの旗 ルーシー・ワゴイ 19分50秒
44 2009 ケニアの旗 ビタン・カロキ 34分40秒 日本の旗 清水裕子 19分38秒
45 2010 ケニアの旗 ビタン・カロキ 34分52秒 日本の旗 勝又美咲 19分39秒
46 2011 ケニアの旗 ビタン・カロキ 33分58秒 日本の旗 新谷仁美 25分53秒
47 2012 ケニアの旗 チャールズ・ディランゴ 34分59秒 ケニアの旗 スーサン・ワイリム 26分41秒
48 2013 ケニアの旗 チャールズ・ディランゴ 35分01秒 ケニアの旗 ローズメリー・ワンジル 26分08秒
49 2014 大雪のため中止
50 2015[6]  チャールズ・ディランゴ (KEN) 36:14  ズー・バックマン (AUS) 28:37
      第30回大会と第32回大会はアジアクロスカントリー選手権を兼ねて開催
      8000mのコースで開催

脚注

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  1. ^ 千葉国際クロスカントリー大会 歴史 千葉市 (2011-02-05). 2011年3月28日閲覧
  2. ^ Indoor, Cross Country, Race Walking and Combined Events Permit Meetings IAAF (2010-08-07). 2011年3月28日閲覧
  3. ^ 日本陸上競技連盟七十年史編集委員会 『日本陸上競技連盟七十年史』 1995年、1053-1055頁。
  4. ^ 千葉クロカン:佐藤や上野、女子は新谷ら出場 毎日新聞 (2011-02-03). 2011年2月12日閲覧。
  5. ^ 千葉国際クロスカントリー大会 千葉市特設サイト コース紹介 千葉市 (2011-02-05). 2011年2月12日閲覧。
  6. ^ Nakamura, Ken (2015-02-09). Ndirangu and Buckman win at the Chiba Cross Country. IAAF. Retrieved on 2015-02-09.

関連項目

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外部リンク

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