北川千代
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北川 千代(きたがわ ちよ、1894年6月14日 - 1965年10月14日)は、日本の児童文学作家。筆名に松平鏡子、松平千代子、江口千代[1]。
略歴
[編集]埼玉県大寄村(現・深谷市)生まれ。三輪田高等女学校在学中『少女世界』『少女の友』に投稿。1911年病気で中退するが『女学世界』に創作を寄せる。1915年、小説家江口渙と結婚。1919年から『赤い鳥』など童話、少年・少女雑誌に寄稿。1921年社会主義女性団体赤瀾会に参加。1922年江口と別れ、高野松太郎と同棲。
児童文学作家北川幸比古は甥。
著書
[編集]- 『小鳥の家』(平凡社、令女文学全集) 1929.9
- 『絹糸の草履』(大日本雄辯會講談社) 1931.10
- 『春やいづこ』(大日本雄辯會講談社) 1934.4
- 『二年生特選童話』(童話春秋社) 1939
- 『山上の旗 童話集』(童話春秋社) 1939
- 『ひらがな童話たすけあひ』(童話春秋社) 1940
- 『コバトノイヘ カタカナ童話集』(童話春秋社) 1940
- 『明るい空 童話集』(フタバ書院) 1941
- 『お父さんの村』(講談社) 1941
- 『母の幻』(ポプラ社) 1948
- 『八本のマッチ』(雁書房) 1948
- 『春雨の曲』(ポプラ社) 1948
- 『巣立ちの歌』(古径社) 1948
- 『海の城・山の城』(真野出版) 1948
- 『花の地球』(桜井書店、こどもかい文庫) 1948
- 『あひるさんのかいもの』(金の星社、低学年童話文庫) 1950
- 『北川千代児童文学全集』(北川幸比古, 鳥越信, 古田足日編、講談社) 1967
- 『北川千代 深谷で生まれた児童文学作家』(深谷市教育委員会) 2001.3
再話
[編集]- 『アンクルトム物語』(ハリエツト・ビーチャー・ストウ、大日本雄弁会講談社) 1940
- 『母をたずねて』(アミーチス、小峰書店、小学生文庫) 1950
- 『ピーターパン』(ジェームス・バリ、講談社、世界名作童話全集) 1951
- 『クリスマス・カロル』(ディケンズ 、講談社、世界名作全集) 1955
- 『みつばちマーヤの冒険』(ボンゼルス、偕成社、児童名作全集) 1956
- 『黒馬ものがたり』(シューエル、ポプラ社、たのしい名作童話) 1957
- 『家なき子』(エクトル・マロー、小学館の幼年文庫) 1959
外部リンク
[編集]- 北川千代深谷市、2019年6月26日
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 日本近代文学大辞典
脚注
[編集]- ^ 講演記録 「『女學世界』に咲いた花 ~内藤千代子について~」森山敬子、鵠沼を語る会、1999年1月30日