加納愛子
加納 愛子 | |
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本名 | 加納 愛子 |
別名義 | 加納、Aマッソ加納 |
生年月日 | 1989年2月21日(36歳) |
出身地 |
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血液型 | B型 |
身長 | 155cm |
言語 | 日本語 |
方言 | 大阪弁 |
最終学歴 | 同志社大学中退 |
出身 | 松竹芸能タレントスクール大阪校 |
コンビ名 | Aマッソ |
相方 | むらきゃみ |
芸風 | 漫才、コント |
立ち位置 | 右 |
事務所 | ワタナベエンターテインメント |
活動時期 | 2010年 - |
同期 | ヒコロヒー |
現在の代表番組 | 『正解の無いクイズ』 |
過去の代表番組 | 『トゲトゲTV』 |
他の活動 | 文筆家 |
配偶者 | あり |
公式サイト | 公式プロフィール |
Aマッソ加納 | |
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YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2023年 - |
登録者数 | 7.48万人 |
総再生回数 | 10,432,203回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2025年3月7日時点。 |
加納 愛子(かのう あいこ、本名同じ[1]、1989年2月21日[2] - )は、日本のお笑い芸人、文筆家[3]。2010年にお笑いコンビ・Aマッソのメンバーとして松竹芸能からデビューし、主にツッコミとネタ作りを担当[3][4]。2013年よりワタナベエンターテインメントに所属[5]。お笑い芸人としては、加納ないしAマッソ加納名義で活動[5]。大阪府大阪市住吉区出身[6]。
略歴
[編集]大阪府大阪市阿倍野区に生まれる[4]。2歳上の兄がおり、にぎやかな家庭で育つ[4]。小学4年生時にいじめに遭い、休み時間に図書室へ駆け込んで本を読み、物語の世界に逃げるという時期を過ごす[7]。小学5年生のころに住吉区へ転居し、転入先の小学校でのちの相方となる「むらきゃみ」と同じクラスになり、友人となる[4][8]。中学生時はバスケットボール部に入り、中学1年生のときに始まったM-1グランプリに熱中し、M-1では特に笑い飯の漫才に衝撃を受ける[4][9]。高校は女子校の商業高校に通い、高校から推薦で同志社大学商学部に進学して映画サークルに所属するが、学費を払えず2年生時に大学を中退[2][10][11]。
大学生のときに遊びの延長でむらきゃみとコンビを組み、インディーズのお笑いライブに出演するようになる[9]。ライブを見た松竹芸能からスカウトされて、むらきゃみとともに松竹芸能タレントスクール大阪校に入学し、2010年4月にAマッソのメンバーとして松竹芸能からデビュー[9][12]。なお、同期にヒコロヒーがいる[13]。松竹芸能タレントスクールでは、ネタ見せで講師陣に怒られ続けたことで嫌気が差したことからスクールを1年で辞め、同時期に新宿に松竹芸能の新劇場「新宿角座」がオープンすることを聞きつけて2011年に活動拠点を東京に移す[9][14]。2013年に事務所の意向とのすれ違いから松竹芸能をコンビで退所し、半年ほどフリーの期間を経てワタナベエンターテインメントに移籍[12][14]。
2018年5月よりwebちくまにてエッセイ『何言うてんねん』の連載を開始し、2020年11月に同連載に加え初の短編小説「帰路酒」を収録した書籍『イルカも泳ぐわい。』(筑摩書房)を刊行[1][15]。『小説新潮』(新潮社)2021年8月号より、エッセイ連載『行儀は悪いが天気は良い』を開始[16]。2022年2月に新型コロナウイルスに感染し、療養した[17]。
2022年7月に放送されたネタ番組とドラマを掛け合わせた番組『ラフな生活のススメ』(NHK総合)では脚本を担当した[18]。2024年4月から放送されたドラマ『スナック女子にハイボールを』(中京テレビ)では、初の連続ドラマ脚本を担当[19]。同年5月に初の中編小説集『かわいないで』(文藝春秋)を上梓[20]。
人物
[編集]身長155cm、血液型はB型[2]。既婚であり、2021年10月に既婚の事実を公表した[1][21]。事務所の後輩であったフワちゃんと親交がある[22]。2017年12月に放送された『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)の企画「女ツッコミ芸人No.1決定戦THE T」で共演した尼神インターの渚と意気投合し、親交を深めた[23]。これをきっかけに渚とトークライブ「本能、類は友をしばく」を開催した[23]。「天才だと思う人」として米粒写経の居島一平を挙げている[24]。
実家に本がたくさんあったことから子どものころから読書を趣味としており、10代の後半からは歴史小説に熱中して司馬遼太郎、伊坂幸太郎などを読む[4][25]。その他アガサ・クリスティ、三島由紀夫も読んでいる[25]。また、岸本佐知子の翻訳に影響を受けている[11]。『ちびまる子ちゃん』が好きである[26]。
眼が大きめで「眼力強い系男前女子」と言われたことがある[27]。
芸風
[編集]Aマッソでは主にツッコミとネタ作りを担当しており、リアルサウンドの著者である「かんそう」は加納について「ベタで分かりやすい笑いから、鋭角に突き刺してくるような毒のある笑いまで、辞書並の語彙力で常に笑いの最適解を導き出す天才」と評している[28]。
イーアイデムによる2019年8月のインタビューでは、女性芸人に対する容姿いじり、セクハラ的ないじりについて、それが問題になることも増えていると認識した上で「ことお笑いに関してはそういういじり方が一概に悪いと言えない部分があると思う」と話しており、それをセクハラであると主張する以上はいじり無しでももう少し面白くなくてはいけないとしている[8]。「女性の権利を勝ち得ていざ表に出てみて、笑いの能力が追い付いてなかったら、私やったら恥ずいなって思ってしまいますね」と話し、お笑いと「女性の人権の問題」については一緒にせずに切り離して考えるべきとした[8]。
出演
[編集]テレビ
[編集]レギュラー
[編集]過去のレギュラー
[編集]- トゲアリトゲナシトゲトゲ→トゲトゲTV(テレビ朝日、2021年3月29日 - 2023年9月21日)[29]
短編映画
[編集]ネット配信
[編集]- レイコーラジオ(YouTubeラジオ局PILOT、2020年8月16日 - )
- Artistspoken(2020年9月9日 - )[32]
- ウル活ライフ ~Aマッソ加納がウルトラ沼にはまるまで~(TSUBURAYA IMAGINATION、2024年2月14日 - )[33]
過去のレギュラー
[編集]- 笑えるメソポタミアーン(entamediaJAPAN)
- 中学生エリーちゃんが声優を目指す!!【声たま】(東京GODバラエティ、2016年5月15日 - )[34]
CM
[編集]書籍
[編集]エッセイ
[編集]- イルカも泳ぐわい。(2020年11月18日、筑摩書房、ISBN 978-4-480-81559-0) - 初の短編小説「帰路酒」も収録
- 行儀は悪いが天気は良い(2023年11月16日、新潮社、ISBN 978-4-10-355371-7)
小説
[編集]- これはちゃうか(2022年11月24日、河出書房新社、ISBN 978-4309030814)[38]
- 収録作品:了見の餅(書き下ろし) /イトコ / 最終日 / 宵 / ファシマーラの女 / カーテンの頃(書き下ろし)
- かわいないで(2024年5月13日、文藝春秋、ISBN 978-4163918419)
- 収録作品:黄色いか黄色くないか / かわいないで
連載
[編集]- webちくま「何言うてんねん」(2018年5月23日 - 、筑摩書房)
- 小説新潮「行儀は悪いが天気は良い」(2021年8月号 - 2023年7月号、新潮社)
小説掲載
[編集]- イトコ(2021年1月7日、河出書房新社『文藝』2021年春季号)- 短編
- ステンドグラス(2021年3月5日、文藝春秋『文學界』2021年4月号)- 短編
- 最終日(2021年4月7日、河出書房新社『文藝』2021年夏季号)- 短編
- 宵(2021年7月7日、河出書房新社『文藝』2021年秋季号)- 短編
- ファシマーラの女(2021年10月7日、河出書房新社『文藝』2021年冬季号)- 短編
- 黄色いか黄色くないか(2022年2月7日、文藝春秋『文學界』2022年3月号)- 初の中編小説
- かわいないで(2023年11月7日、文藝春秋『文學界』2023年12月号)- 中編小説
脚本
[編集]ライブ
[編集]- 本能、類は友をしばく(2018年3月23日、東京・新宿ロフトプラスワン)- 尼神インター渚とのトークライブ
- 本能、類は友をしばくvol.2(2018年8月10日、東京・スクエア荏原 ひらつかホール)- 尼神インター渚とのトークライブ
- 本能、類は友をしばくvol.3(2019年3月1日、東京・新宿ロフトプラスワン)- 尼神インター渚とのトークライブ
- Aマッソ加納 第0回公演『コンナンモ』(2019年4月29日、30日、東京・渋谷ユーロライブ)
- 余韻と脚色(2020年8月22日、東京・北沢タウンホール)- ラランドサーヤとのトークライブ
- 「余韻と脚色」単独ライブ(2021年3月13日、東京・座・高円寺2)ラランドサーヤとの漫才、コント、企画ライブ
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “Aマッソ の記事一覧”. QJWeb クイック・ジャパン ウェブ. 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b c “Aマッソ”. ワタナベエンターテインメント. 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b “「昔に比べたら、私らは温室育ちですよ」ーーAマッソ・加納愛子、芸人としての生き方 #昭和98年”. Yahoo!ニュース. 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b c d e f “お笑い芸人・Aマッソ加納愛子さんロングインタビュー。人生の指針は 「アホでおもろいやつが強い」【前編】”. kodomoe. 2025年3月7日閲覧。
- ^ a b “加納”. ワタナベエンターテインメント. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Aマッソが振り返る「焦燥感でライブに出ていた」フリー時代”. bizSPA!. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “「だんご3兄弟」を聞いた9歳の私が衝撃を受けた訳”. 東洋経済オンライン (2024年1月10日). 2025年3月7日閲覧。
- ^ a b c “「売れてへんのやから、捨てるもんは何もない」ーーAマッソが“テレビ”に固執しない理由”. りっすん by イーアイデム (2019年8月14日). 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b c d “黒柳徹子も太鼓判!?『M-1』で注目度急上昇の女芸人コンビ、Aマッソって…?”. 週プレNEWS (2016年12月4日). 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Aマッソ加納愛子、同志社大時代は家賃3万5000円 お笑いの“原点”は映画サークル”. ENCOUNT. 2025年3月7日閲覧。
- ^ a b “お笑い芸人・Aマッソ加納愛子さんロングインタビュー。おもろくて機嫌がいいやつはいろいろダメなところがあっても最強【後編】”. kodomoe. 2025年3月7日閲覧。
- ^ a b 鈴木旭. “「普通にボケたい」Aマッソの映像漫才〝反省〟を経て見つけた新境地”. withnews.jp. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Aマッソ・加納、ヒコロヒーの変貌ぶりに衝撃「風呂も3日も入ってへんみたいなヤツが」”. デイリースポーツ online (2025年3月7日). 2025年3月7日閲覧。
- ^ a b “Aマッソ(加納と村上)前編──上京後しばらく下向きだった親指”. Bezzy. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “加納愛子(Aマッソ)『イルカも泳ぐわい。』”. 筑摩書房. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Aマッソ加納のエッセイ連載が「小説新潮」で始動、芸人デビュー前の思い出綴る”. お笑いナタリー. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Aマッソの加納が新型コロナ感染 相方の村上は「濃厚接触にあたる可能性がある」”. サンスポ (2022年2月15日). 2025年3月7日閲覧。
- ^ “芸人のネタとお笑い好き家族の物語が絡み合う、Aマッソ加納脚本の新感覚ドラマ(コメントあり / 写真11枚)”. お笑いナタリー. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Aマッソ加納が連ドラ脚本担当、主演の山口紗弥加も絶賛「言葉1つひとつが愛おしい」(コメントあり)”. お笑いナタリー. 2025年3月7日閲覧。
- ^ 釣木文恵. “「Aマッソは意外な依頼が来てこそ」 求められる “Aマッソらしさ”にとことん向き合う、加納愛子の仕事論”. CREA. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “Aマッソ加納&村上ともに結婚していた「おもんないと思われたくなかった」”. nikkansports.com. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “「昔に比べたら、私らは温室育ちですよ」ーーAマッソ・加納愛子、芸人としての生き方 #昭和98年”. Yahoo!ニュース. 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b “尼神インター渚&Aマッソ加納、鈴木奈々の爆発力に賛辞「芸人でも太刀打ちできない」”. ORICON NEWS (2024年6月25日). 2025年3月7日閲覧。
- ^ 「Aマッソ加納が「天才」とあがめる芸人とは? 「見えない力に動かされているとしか思えない」」『朝日新聞デジタルマガジン&[and]』2019年7月26日。2025年3月6日閲覧。
- ^ a b “『M‐1グランプリ』でトレンド入り! 幼馴染の女芸人コンビ、Aマッソが語る「敗者復活戦のリベンジと結婚願望」”. 週プレNEWS (2016年12月10日). 2025年3月7日閲覧。
- ^ “爆笑問題、片桐はいりと初対面!「カメラを止めるな」に出ていたあの人についてどう思ってます?”. web.archive.org (2019年5月7日). 2025年3月7日閲覧。
- ^ 東京新聞 2016年4月13日 14面「笑う神拾う神」
- ^ “相方・加納でも「分からないことだらけ」 村上の魅力が爆発するAマッソのYouTube”. Real Sound (2023年11月24日). 2025年3月7日閲覧。
- ^ “ニューヨーク、ぼる塾、ハライチ岩井×花澤香菜など、テレ朝深夜に6つの新番組”. お笑いナタリー. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “上田慎一郎監督「ウワキな現場」TELASAで配信、3時のヒロイン福田がキスで開花(コメントあり)”. 映画ナタリー. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “【制作現場レポート / 写真25枚】「トゲトゲ」3人が漫才トリオに?3時のヒロイン福田が路上キス、短編映画の撮影に密着”. お笑いナタリー. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “リスナーに刺激を与える音声配信サービスにラバーガール、Aマッソ加納”. お笑いナタリー. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “ウルトラマン初心者のAマッソ加納、“ウル活”を学ぶ番組でMC(動画あり / コメントあり)”. お笑いナタリー. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “東京GODバラエティ - ニコニコチャンネル:バラエティ”. 東京GODバラエティ. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “注目の女芸人・A マッソ加納が受付嬢役に アドリブにも挑戦”. ORICON NEWS (2024年6月25日). 2025年3月7日閲覧。
- ^ “Aマッソ加納がベルメゾンCMで受付嬢役、標準語と関西弁の2バージョン”. お笑いナタリー. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “Aマッソ加納がCMで林遣都と共演、豆乳を飲みながらジーッ(動画あり / コメントあり / 写真16枚)”. お笑いナタリー. 2025年3月7日閲覧。
- ^ “Aマッソ加納愛子「直木賞よりM-1優勝」で示した芸人の心意気!”. モデルプレス (2022年11月22日). 2025年3月7日閲覧。
- ^ “スナック女子にハイボールを | ドラマ情報・キャスト・あらすじ・放送日”. 映画ナタリー. 2025年3月7日閲覧。