前田駅
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前田駅 | |
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まえだ Maeda | |
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所在地 | 北海道岩内郡共和町前田 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 岩内線 |
キロ程 | 9.0 km(小沢起点) |
電報略号 | マヘ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1912年(大正元年)11月1日[1] |
廃止年月日 | 1985年(昭和60年)7月1日[1] |
備考 | 岩内線廃線に伴い廃駅 |
前田駅(まえだえき)は、北海道岩内郡共和町前田にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)岩内線の駅(廃駅)である。電報略号はマヘ。事務管理コードは▲131803[2]。
駅構造
[編集]廃止時点で、島式ホーム(※片面使用)1面1線を有した地上駅であった。ホームは、線路の南側(岩内方面に向かって左側)に存在した[3]。かつては島式ホーム1面2線を有する、列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった駅舎側の1線は、交換設備運用廃止後に撤去された[3]。そのほか、小沢方から分岐した側線を1線有していた[3]。
職員配置駅(業務委託駅)で、駅舎は構内の南側に位置し、ホームとは通路で連絡した[3]。
駅名の由来
[編集]当駅が所在した地名(開業当時の、岩内郡前田村)より。地名は、この地の開拓を計画した旧金沢藩主前田利嗣の姓に由来する[4]。
利用状況
[編集]- 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は203人[3]。
駅周辺
[編集]- 北海道道1174号発足前田線(旧・北海道道839号前田停車場線)
- 国道276号(尻別国道)
- 岩内警察署前田駐在所
- 前田郵便局
- きょうわ農業協同組合(JAきょうわ)本所
- 北海道共和高等学校
- 堀株川
- 赤玉川 - 川に架かっていた岩内線のレンガ積みの橋台が残存する。
- 宿内川 - 川に架かっていた岩内線の橋台が残存する。
- ニセコバス「前田旭」停留所
歴史
[編集]- 1912年(大正元年)11月1日 - 鉄道院岩内軽便線の小沢駅 - 岩内駅間開通に伴い、開業[5]。一般駅[1]。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 路線名を岩内線と改称し、同線の駅となる。
- 1961年(昭和36年)9月26日 - 業務委託駅となる[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物・荷物の取り扱いを廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)7月1日 - 岩内線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅跡
[編集]1999年(平成11年)時点で駅舎は解体され、当時の駅前への道路が旧構内を貫く形で反対側へと通り抜けており、ホームは分断された形で残存している[7]、2011年(平成23年)時点でも同様であった[8]。貨物ホームも残っている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、845頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、223頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c d e 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』小学館、1983年7月、60頁。
- ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、29頁。NDLJP:1029473。
- ^ 『官報』 1912年10月30日 鉄道院告示第33号(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「岩内線前田駅を業務委託に」『交通新聞』交通協力会、1961年9月27日、1面。
- ^ 『鉄道廃線跡を歩くVII』JTBパブリッシング、2000年1月、62頁。
- ^ 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、14-15頁。