前田達朗
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前田 達朗(まえだ たつろう、1965年11月 - )は、日本の言語学者。専門は社会言語学(日本のマイノリティとその言語状況)。元東京外国語大学国際日本学研究院准教授。博士(文学)(大阪大学、2008年)[1]。Ryukyuan Heritage Language Society(琉球継承言語研究会)副会長。
略歴
[編集]- 1990年 大阪外国語大学外国語学部デンマーク・スウェーデン語学科卒業
- 2005年 韓国中央大学校 文科大学日本語日本文学科 助教授
- 2008年 大阪大学大学院文学研究科 博士後期課程修了
- 2010年 東京外国語大学国際日本研究センター 講師
- 2013年 同 准教授
- 2015年 東京外国語大学国際日本学研究院 准教授(改組による配置換え)
- 2016年 東京外国語大学 退職
著書・論文
[編集]- 「「在日」の言語意識」(真田信治・生越直樹監修『在日コリアンの言語相』Ⅰ部3章、和泉書院、2005)
- 「『経験』としての移民とそのことば」(『ことばと社会』12号、三元社、2010)
- 「鹿児島県の国語教育における標準語/方言イデオロギー-戦中の「指導書」と戦後の教育雑誌を手がかりとして-」(『日本語・日本学研究』第3号、東京外国語大学国際日本研究センター、2013)
- 「瀬戸内のシマグチ」(瀬戸内のシマグチ編集委員会編、2013)
- Amamian Language Life: Experiences of Migration and “Dialect Correction” ("Language Crisis in the Ryukyus" Chapter9,Edited by Mark Anderson and Patrick Heinrich,Cambridge Scholars Publishing ,2014)
- 「瀬戸内のシマグチ2」(瀬戸内のシマグチ編集委員会、前田達朗編、2016)
- 「多様性への気づき――『日本』のマイノリティ認識について」(長谷部美佳 受田宏之 青山亨編『多文化社会読本 多様なる世界、多様なる日本 』12章、東京外国語大学出版会、2016)
脚注
[編集]- ^ “博士論文書誌「「喪失」と「獲得」をめぐる言語意識: 「在日」を事例に」”. 国立国会図書館. 2014年10月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- 研究者詳細「前田 達朗」 - 東京外国語大学
- 前田達朗 - researchmap