初瀬ダム
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初瀬ダム | |
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所在地 | 奈良県桜井市初瀬 |
位置 | |
河川 | 大和川水系大和川 |
ダム湖 | まほろば湖 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 55.0 m |
堤頂長 | 212.5 m |
堤体積 | 165000 m3 |
流域面積 | 24.2 km2 |
湛水面積 | 21 ha |
総貯水容量 | 4,390,000 m3 |
有効貯水容量 | 3,740,000 m3 |
利用目的 | 洪水調節、上水道、不特定利水 |
事業主体 | 奈良県 |
施工業者 | 奥村組、大林組、村本建設 |
着手年 / 竣工年 | 1969年 / 1987年 |
出典 | 初瀬ダム - ダム便覧 |
初瀬ダム(はせダム)は、奈良県桜井市初瀬にある一級河川・大和川の上流部に建設された多目的ダム。
概要
[編集]奈良県によって建設された多目的ダムで、大和川の洪水調節、上水道用水の供給、河川維持用水を目的としている[1]。堤高:55.0 m、堤頂長:212.5 m、堤体積:165,000 m3の重力式コンクリートダムである[1]。
- 洪水調整 - 計画高水流量は、ダム流域における降水量が日雨量:209 mmのときに、基本高水流量が300 m3/sのうち、220 m3/sをダムに貯留させ、残りの80 m3/sを放流することにより、大和川下流域の洪水を防ぐ計画である[1]。
- 上水道用水 - 利水容量:80,000 m3のうち、日量:2500m3の取水が可能で、桜井市上水道水の水源となっている[1]。
- 河川維持用水 - 6月15日から9月15日の灌漑期に、日量最大:51,840 m3を放流し、その他期間は、日量:25,920m3を放流することで、下流既得用水、河川維持用水としている[1]。
まほろば湖
[編集]ダム湖の名称は、1987年(昭和62年)に建設省(現・国土交通省)と林野庁の共催で、「森林やダム湖の持つ意義や重要性について国民の理解を得ること」を目的とし開催された「森と湖に親しむ旬間」(毎年7月21日から31日まで)を機に、1988年(昭和63年)に、地元の桜井市の小学校から名称を募集し「まほろば湖」が選定された[2]。古事記の中で、倭建命が望郷歌として「倭(大和)は国の真秀(まほ)ろば 畳(たたな)づく青垣 山籠れる大和うるわし」と歌い、「まほろば」には「素晴らしいところ」という意味がある[3]。
総貯水容量 | 4,390,000 m3 | サーチャージ水位 | 235.0 m |
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有効貯水容量 | 3,740,000 m3 | 常時満水位 | 221.6 m |
洪水調節容量 | 2,390,000 m3 | 最低水位 | 209.7 m |
河川維持用水容量 | 1,270,000 m3 | 計画洪水位 | 237.0 m |
上水道用水容量 | 80,000 m3 | 堆砂容量 | 650,000 m3 |
Gallery
[編集]脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 初瀬ダム - 奈良県公式
- 初瀬ダム - ダム便覧 / 一般財団法人日本ダム協会