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刈間文俊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

刈間 文俊(かりま ふみとし、1952年5月15日 - )は、日本の中国文学者東京大学名誉教授。専門は中国現代文学中国映画東京都出身。

略歴

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麻布高校卒業[要出典]。1977年、東京大学文学部中国文学専修卒業[1][2]。1983年、同大学院博士課程中退、東京大学助手(文学部中国文学研究室勤務)に着任する[1][2]。1984年、駒澤大学助教授(外国語部中国語教室)を経て[1]、1987年、東京大学教養学部講師[1]。1992年、同学部助教授[1]。1996年、本学大学院総合文化研究科教授[1]。2013年、江蘇友誼奨を受賞[3][4]

2018年、定年退任、名誉教授

人物

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  • 中国映画の専門家として国際的にも知られた人物である[2]
  • 1989年8月29日より、東京・池袋サンシャイン劇場にて開催された「胡金銓電影祭」のパンフレットに寄稿した[要出典]

著作

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共編著

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  • 『上海キネマポート 甦る中国映画』佐藤忠男共著 凱風社 1985年12月 シバシン文庫
  • 『立ちあがる中国知識人 方励之と民主化の声』代田智明共編 凱風社 1989年
  • 『血の日曜日 衝撃の中国 燃え上がった民主化闘争』代田智明共編 凱風社 1989年

翻訳

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  • 『火種 中国知識人の良心の声 現代中国文芸アンソロジー』ジェレミー・バーメー、ジョン・ミンフォード編 白井啓介・白水紀子代田智明共編訳 凱風社 1989
  • 『私の紅衛兵時代 ある映画監督の青春』陳凱歌 1990 講談社現代新書

字幕監修

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  • 『阿Q正伝』- 岑範監督作品(1982年11月20日公開)
  • 『黄色い大地』- チェン・カイコー監督作品(1986年7月11日公開)
  • 『盗馬賊』- 田壮壮監督作品(1987年11月21日公開)
  • 『大閲兵』- チェン・カイコー監督作品(1987年10月31日公開)
  • 『子供たちの王様』- チェン・カイコー監督作品(1989年4月29日公開)
  • 『完全版 SUNLESS DAYS ある香港映画人の“天安門”』- 舒琪(シュウ・ケイ)監督作品(1990年公開)
  • 『双旗鎮刀客』- 何平(フー・ピン)監督作品(1992年5月23日公開)
  • 『人生は琴の弦のように』- チェン・カイコー監督作品(1992年9月12日公開)
  • 『北京好日』- 寧瀛(ニン・イン)監督作品。北京三部作の第1作。英題は"For FUN"(1993年12月18日公開)
  • 『青い凧』- 田壮壮監督作品(1994年2月26日公開)
  • 『哀戀花火』- 何平(フー・ピン)監督作品(1994年12月17日公開)
  • 『王さんの憂鬱な秋』- 黄建新(ホアン・チェンシン)、楊亜洲(ヤン・ヤーチョウ)が共同で監督。(1995年11月25日公開)
  • 『花の影』- チェン・カイコー監督作品(1996年12月21日公開)
  • 『広場』- チャン・ユアン、段錦川(ドゥアン・ジンチャン)が共同で監督。(1997年5月31日公開)
  • 『太陽の少年』- 姜文監督作品(1997年4月5日公開)
  • 『鬼が来た!』- 姜文監督作品(2002年4月27日公開)
  • 『始皇帝暗殺』- チェン・カイコー監督作品(1998年11月14日公開)

脚注

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  1. ^ a b c d e f 平成29年度退職教員の紹介”. 東京大学. 2021年8月閲覧。
  2. ^ a b c 送る言葉「刈間文俊先生を送る」 - 教養学部報 - 教養学部報”. www.c.u-tokyo.ac.jp. 2021年8月22日閲覧。
  3. ^ 刈間文俊教授(LAP執行委員長)、2013年度の江蘇友誼奨を受賞 | お知らせ”. LAP: TODAI Liberal Arts Program. 2021年8月22日閲覧。
  4. ^ 2013年“江苏友谊奖”颁奖仪式在宁举行”. 人事人才服务网. 2021年8月22日閲覧。