函館市交通局2000形電車
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函館市交通局2000形電車 | |
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2002号(2008年7月) | |
基本情報 | |
製造所 | アルナ工機 |
主要諸元 | |
軌間 | 1,372 mm |
電気方式 | 直流 600V |
最高運転速度 | 40 km/h |
車両定員 | 58人(うち座席30) |
車両重量 | 18.0t |
全長 | 12,320 mm |
全幅 | 2,340 mm |
全高 | 3,700 mm |
台車 | 住友金属工業FS92 |
主電動機 | 60kW×2 |
駆動方式 | 平行カルダン駆動方式 |
制御装置 | VVVFインバータ制御 |
函館市交通局2000形電車(はこだてしこうつうきょく2000がたでんしゃ)は、1993年に登場した函館市交通局(現在の函館市企業局交通部。函館市電)の路面電車車両である。
概要
[編集]1993年に27年ぶりの新車として3000形と同時に登場した[1]。函館市電初のVVVFインバータ制御車、かつカルダン駆動車として1993年4月23日に営業運転を開始した。
800形の車体更新車である8000形を基本とする車体構造で、蛍光灯や換気装置として軸流ファンの増設が行われた。側窓は2001号車では2段式であったが、2002号車では3000形と同様の1段下降式となった。
冷房装置を持たない非冷房車である点が3000形との大きな違いである。2両製造されたが、以後の増備は3000形に移行している。
製造
[編集]2両ともアルナ工機で製造された。
- 2001号車 - 1993年3月
- 2002号車 - 1994年3月
大規模改修
[編集]函館市交通経営計画(第2次)に基づき、2016年10月に2001号車が東京の京王重機整備にて改良工事を受け、その後営業に復帰した[2]。また、2018年10月13日付『函館新聞』では2002号車も運用を外れ京王重機整備に搬送されたと報道された[3]。 車体改良工事は融雪剤により傷んだ台枠や構体骨組み、車体外板の修復、防錆対策。その他VVVFインバータ装置などの制御機器の更新が行われた[4]。 すでに2002号車も復帰しており、これで2000形の大規模修繕は終了した[5] なお、京王重機整備は2000形とともに3000形の車体改良工事も手掛けている[6]。
広告塗装
[編集]函館市電の車両の多くには、企業などの全面広告ラッピングが施されている。以下に各車の広告主を示す[7]。
脚注
[編集]- ^ “27年ぶり新型車 函館市電、24日から営業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年4月10日)
- ^ “市電8001号車、車体改良へJR五稜郭車両所に搬出”. 函館新聞電子版 (2016年9月7日). 2016年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月9日閲覧。
- ^ 「きれいになって戻るよ 修繕に向け市電搬出 / 函館新聞電子版」『函館新聞電子版』。2018年11月18日閲覧。
- ^ “車両の改造・リニューアル”. 京王重機整備. 2023年5月12日閲覧。
- ^ “市電8003号車改修終え入庫、今年度の車体改良が完了 / 函館新聞電子版”. 函館新聞電子版. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “車両の改造・リニューアル|函館市企業局様”. 京王重機整備株式会社. 2020年11月1日閲覧。
- ^ “車両のご紹介(函館市電) | 函館市”. www.city.hakodate.hokkaido.jp. 2019年1月20日閲覧。