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函館市タクシー運転手強盗殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
函館市タクシー運転手強盗殺人事件
場所 北海道亀田郡七飯町字峠下102番地(殺害現場)(推測)
北海道函館市港町三丁目216番地4(遺体発見現場)
日付 2006年12月21日
概要 タクシー運転手が客を装った何者かに殺害され、売上金を盗まれた
死亡者 1
負傷者 0
犯人 不明
容疑 強盗殺人死体遺棄
管轄 北海道函館方面函館西警察署
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函館市タクシー運転手強盗殺人事件(はこだてしタクシーうんてんしゅごうとうさつじんじけん)は、2006年12月北海道函館市で発生した、強盗殺人死体遺棄事件[1][2]。犯人は2022年現在もまだ逮捕されておらず、未解決となっている[3]捜査特別報奨金制度対象事件。

現場状況

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2006年12月21日午前7時10分頃、函館市港町3丁目にある、港町荷揚場に乗り捨てられているA交通のタクシー(トヨタ・コンフォート)が発見され、トランク内からうつ伏せの状態で同社のタクシー運転手男性(当時42歳)の遺体が見つかった[4]。遺体には刃物で胸などを刺されており、タクシー内にあった売上金2万円程がなくなっていた[3]

男性のタクシーの走行記録を調べた所、最後に客を乗せた後に亀田郡七飯町字峠下にて停車した後に発見現場まで向かった事が判明し、停車地点付近を調べた所、被害者の血痕や携帯電話が見つかったことから、峠下が殺害現場とみられている[5]

事件の経過

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  • 12月21日[1][5]
    • 午前3時50分頃 - 被害者が勤めるA交通の営業所(北斗市七重浜1丁目)付近で客を乗せ、国道227号線(大野街道)を亀田郡七飯町方向に走行(走行記録もある)。
    • 午前4時5分頃 - 亀田郡七飯町字仁山付近で空車。その後亀田郡七飯町字峠下など周辺を走行。
    • 午前4時20分頃 - 亀田郡七飯町字峠下102番地で停車。
    • 午前4時25分頃 - 亀田郡七飯町字峠下102番地から国道227号線や国道228号線を経て函館市内を走行。
    • 午前4時55分頃 - 函館市港町3丁目で停止。
    • 午前7時10分頃 - 交代予定の午前6時半になっても被害者が戻ってこないため、同僚数名がタクシーで捜索。GPS(衛星利用測位システム)から位置を確認し、車両を発見した。
    • 午前7時25分頃 - 配車係を通じて110番通報。

その後

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被害者の父親は事件で息子を失った事から不眠症になったという[6]

出典

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  1. ^ a b タクシー運転手強盗殺人・死体遺棄事件 - 函館方面函館西警察署”. www.police.pref.hokkaido.lg.jp. 北海道警察. 2023年9月14日閲覧。
  2. ^ 「函館港岸壁、タクシーに運転手の遺体 」2006/12/22/eHAKO函館地域ニュースアーカイブ :-)”. www.ehako.com. 函館新聞社 (2006年12月22日). 2013年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年9月14日閲覧。
  3. ^ a b 今井彩乃 (2022年12月21日). “タクシー強盗殺人「情報を」 発生16年 捜査本部、函館で呼びかけ:北海道新聞デジタル”. 北海道新聞デジタル. 北海道新聞社. 2022年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年9月14日閲覧。
  4. ^ “タクシーのトランクから男性の遺体発見 北海道・函館”. 朝日新聞. (2006年12月21日). https://web.archive.org/web/20070102113251/http://www.asahi.com/national/update/1221/TKY200612210171.html 2007年1月2日閲覧。 
  5. ^ a b 田中陽介 (2016年12月21日). “タクシー強盗殺人事件から10年、道警情報提供を / 函館新聞デジタル”. 函館新聞デジタル. 2020年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年9月14日閲覧。
  6. ^ 角拓哉 (2021年12月20日). “ほおに冷たさ感じ目覚める 弟が殺された事件が落とした傷:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2021年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年9月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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