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冨田屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社冨田屋
Tondaya Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 冨田屋
本社所在地 日本の旗 日本
602-8226
京都府京都市上京区大宮通笹屋町下る石薬師町697
設立 1885年
業種 小売業サービス業
法人番号 2130001003433 ウィキデータを編集
事業内容 町屋文化事業・呉服問屋
代表者 田中峰子代表取締役社長
資本金 2,000万円
従業員数 8名(2009年5月現在)
外部リンク http://www.tondaya.co.jp/
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株式会社冨田屋(とんだや、英称Tondaya Co., Ltd.)は京都府京都市上京区西陣)にある老舗呉服屋。近年は着付け教室など文化活動も行っている。

概要

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1885年に創業した歴史ある呉服問屋である。本業の問屋業のみならず、京都の文化を啓蒙する活動も精力的に行っている。 十三代目冨田屋藤兵衛である田中峰子の代より、国の登録有形文化財に登録[1]されている店舗を「西陣くらしの美術館」として公開している。毎月の年中行事や、京都のしきたり・着付け・茶席作法などを学ぶことができるサービスもある(要予約)。

文化財建造物としての店舗

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現在の店舗兼住宅は九代冨田屋藤兵衛が建築したものである。西陣の商家特有の表屋造りの様式を持つ京町家であり、現在もその店構えが維持されている。

その文化的価値から1999年に主屋・離れ[2]・表蔵・中蔵・宝蔵が国の登録有形文化財に登録された[3]

また2007年には京都市景観重要建造物に指定された。

沿革

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  • 江戸中期 - 初代冨田屋藤兵衛が伏見両替商を始める。
  • 1868年慶応4年) - 鳥羽・伏見の戦いで店舗が全焼する。
  • 明治初期 - 西陣に移転する。
  • 1885年(明治18年) - 九代冨田屋藤兵衛が現在の店舗を建てる。
  • 1935年(昭和10年) - 離れを増築する。
  • 1999年(平成11年) - 店舗など5棟が国の登録有形文化財に登録される。
  • 2007年(平成19年) - 店舗が京都市の重要景観建造物に指定される。

脚注

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  1. ^ 会社の公式サイトには「指定された」とあるが「登録された」が正しい(文化財保護法第57・58条)。
  2. ^ 離れは1935年に増築されたもので、座敷応接間茶室の三棟で構成される。茶室は武者小路千家官休庵九代家元・千宗守によって「楽寿」と命名されている。
  3. ^ 文化庁・平成11年 文化財保護審議会(第4回議事要旨)

外部リンク

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