全日本司厨士協会
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内閣府認定公益社団法人[1]全日本司厨士協会(ぜんにほんしちゅうしきょうかい[2]、英語: All Japan Cook Association[2])は、西洋料理料理人による日本の協会[3][4]。機関誌として『月刊 西洋料理』を刊行している[3]。
概要
[編集]全日本司厨士協会は、西洋料理人の会としては日本最大級の組織である[5]。総本部を東京都港区に置く[6]。
調理技術の講習会の開催、料理コンテストの開催、社会福祉施設での調理を行うボランティア活動や食育授業の開催、また日本国内の料理人の交流、日本国外の料理人との交流といった活動を行っている[5][6]。
公益社団法人としては、有資格者としての調理師と同等以上の学力を有する者に係る講習を開催する権限を有しており、調理師法の施行規則第18条を根拠とする[7]。また、担当部局は厚生労働省となる[7]。
歴史
[編集]日本では大正時代より、日本各地で西洋料理人の会が群立しているような状態であった[5]。大正14年(1925年)に日本全国の司厨士の団体が集まって、「日本司厨士協同会」が結成され、これが全日本司厨士協会の母体となる[2]。
昭和31年(1956年)に個別に活動していた司厨士団体5つが「全日本司厨士連合協議会」を結成する[2]。発展的解消を経て、昭和34年(1959年)に「全日本司厨士協会」が設立された[2][5][4]。
2008年に社団法人化し、2019年に「一般社団法人全日本司厨士協会」としなる。
関連人物
[編集]出典
[編集]- ^ 「福祉施設に本格ディナー 司厨士協会が提供」『わかやま新報』2017年8月22日。2024年10月21日閲覧。
- ^ a b c d e “全日本司厨士協会(AJCA)”. 日本ホテルスクール. ホテル観光用語事典. 2024年10月21日閲覧。
- ^ a b 武政三男「あとがき」『80のスパイス辞典』フレグランスジャーナル社、2001年、150頁。ISBN 978-4894790438。
- ^ a b c 「西洋料理界に新風を 司厨士会に女子部発足」『わかやま新報』2018年2月28日。2024年10月21日閲覧。
- ^ a b c d 『【ホテルJALシティ那覇】総料理長 喜屋武 直彦が全日本司厨士協会 沖縄県本部 会長に就任』(プレスリリース)ホテルJALシティ、2023年7月31日 。2024年10月21日閲覧。
- ^ a b 今西拓人「全日本司厨士協会京都府本部 感謝する気持ち、学んで」『毎日新聞』2021年7月2日。2024年10月21日閲覧。
- ^ a b “③ 特例民法法人への権限付与の状況” (PDF). 公益法人Infomation. 2024年10月21日閲覧。
- ^ 神山典士「2 料理人の梁山泊」『初代総料理長サリー・ワイル』講談社、2005年。ISBN 4-06-213043-2。
- ^ “明けぬ夜はない/熊谷 喜八ムッシュ(株式会社フードクリエイション)”. キッチンコンシェルジュ. フジマック. 2024年10月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 全日本司厨士協会 - 公式サイト