元禄産業
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元祖廻る元禄寿司・本店 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒577-0841 大阪府東大阪市足代1丁目12番1号 |
設立 | 1962年4月 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4122001002125 |
事業内容 |
寿司飲食業 旋回食事台による廻る寿司のフランチャイズ業 |
代表者 | 白石博志(代表取締役) |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 約250名(アルバイト・パート含む) |
主要子会社 | 元禄物産株式会社[1] |
関係する人物 | 白石 義明(創業者) |
外部リンク | 元祖廻る元禄寿司 ホームページ |
元禄産業株式会社(げんろくさんぎょう)は、回転寿司店「元祖廻る元禄寿司」を経営する大阪府東大阪市の企業。
概要
[編集]1958年に、大阪府布施市(現・東大阪市)の近鉄布施駅北口に、世界で初めての回転寿司店「元祖廻る元禄寿司」を創業[2][3][4][5]。
かつては全国にフランチャイズ店舗を展開していた[3]が、フランチャイズ店はその後、契約満了などにより「元禄寿司」から平禄寿司、元気寿司など他の商号・商標に変更している。2021年6月現在、直営店10店舗(大阪府9店舗、兵庫県1店舗)のみを展開している[6]。
元々は現代表取締役・白石博史の父にあたる創業者の元会長白石義明が天ぷらを主体とした割烹料理店「元禄」を営んでいたが、ツケが多いためあまり儲からず寿司屋に転換。商売は順調だったが寿司職人が定着しなかったため、少人数で対応できる方法を考えていた。吹田市にあるビール工場の見学の際に見たベルトコンベアをヒントとして、1957年に世界初の回転寿司用コンベア「コンベア旋回式食事台」を発明して完成、翌1958年に世界初の回転寿司店として「元祖廻る元禄寿司」1号店を開店した[3]。
これが現在の回転寿司の「元祖」であり、1978年に「コンベア旋回式食事台」の特許が切れてから、多数の回転寿司店が開店して全国に普及していく[4]。さらに回転寿司は日本食ブームとともに日本文化のひとつとして世界中に普及していくことになる。
沿革
[編集]- 昭和20年代 - 白石義明が割烹料理店「元禄」を営む。のちに寿司屋に転換[3]。
- 1947年(昭和22年)9月 - 創業。
- 1948年(昭和23年) - ビール工場へ見学に行ったことをきっかけに、回転寿司のコンベア開発を開始[3]。
- 1957年(昭和32年) - 世界で初めての回転寿司用コンベア「コンベア旋回式食事台」が完成[3]。
- 1958年(昭和33年) - 大阪府布施市(現・東大阪市)に「元祖廻る元禄寿司」1号店を開店[2][3]。
- 1962年(昭和37年)
- 4月 - 元禄産業株式会社を設立。
- 「コンベア旋回式食事台」の特許を取得[7]。
- 1968年(昭和43年) - 宮城県仙台市に「元禄寿司」のフランチャイズ(現・平禄寿司)1号店をオープン[7]。東日本初出店。
- 1970年(昭和45年) - 日本万国博覧会に参加出展、食事優秀店に表彰される[7]。
- 1973年(昭和48年) - 自動給茶装置が開発される[7]。
- 1978年(昭和53年) - 「コンベア旋回式食事台」の特許が切れ、全国に多数の回転寿司店が開店しはじめる[4]。
- 1995年(平成7年)5月 - 元禄物産株式会社を設立[1]。
脚注
[編集]- ^ a b “会社案内”. 元祖廻る元禄寿司. 2021年6月24日閲覧。
- ^ a b “「文句言わん」機械の握り 回転ずし、デフレ時代も対応”. 朝日新聞社 (2019年1月14日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g “元禄寿司 回転寿司を誕生させたアイデアマン創業者の智恵”. NEWSポストセブン (2017年10月27日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ a b c “大進化「100円回転寿司」プロに聞く得する食べ方”. 東洋経済 (2021年6月14日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ “半数以上がデートOK! でもやってはいけない回転寿司NG行動7つ”. AERA.net (2016年5月6日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ 店舗情報 元祖廻る元禄寿司、元禄産業株式会社
- ^ a b c d “回転寿司の歴史”. 元祖廻る元禄寿司. 2021年6月22日閲覧。