保守王党派クラブ
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保守王党派クラブ(ほしゅおうとうはクラブ、ポーランド語:Klub Zachowawczo-Monarchistyczny, KZ-M)は、ポーランドのカトリック系保守主義者が集まって1988年3月7日に設立された超党派の組織。
現会長はアダム・ヴィエロムスキ (Adam Wielomski)。保守本流各派の交流を通じ、ポーランドの王政復古を目指している。ポーランド王国の復活とその国家主権の強化を提唱しているため、欧州連合(EU)の統合に関しては懐疑的な態度を取っている。"Pro Fide, Lege et Rege"(「義と法と王のために」のラテン語)のモットーは旧ポーランド・リトアニア共和国のもので、現在でも白鷲勲章に表記されている。
このクラブは、1922年に設立された保守党を母体に1926年にクラクフで組織され後に解散した同名の組織「保守王党派クラブ」の後継組織として活動している。会員にはブラジル帝国の「皇太子」ベルトランド・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサも名を連ねている。
2010年のポーランド大統領選挙に際しては、会員のうちセイム(下院)議長で「共和国右派」党(「法と正義」党から分離)党首のマレク・ユレクと「リアルポリティクス連合」党のヤヌシュ・コルヴィン=ミッケが出馬した。