佐藤晃一 (トレーナー)
佐藤 晃一(さとう こういち、1971年 - )は福島県出身のプロスポーツトレーナー。パーソナルトレーナー。NBAミネソタ・ティンバーウルブズスポーツパフォーマンスディレクター。元アリゾナ州立大学キネシオロジー学部講師。
東京国際大学教養学部国際学科卒業後、イースタンイリノイ大学に留学しアスレチックトレーナーの資格を得る。卒業したのちに、アリゾナ州立大学大学院にてキネシオロジー研究科バイオメカニクス修士課程を修了する。
来歴
[編集]郡山高校時代にはバンドをやっていたが、大学でプレーしたアメリカンフットボールにのめり込むうちに、スポーツのケガの予防法などを、本格的に勉強しようと考える[1]。
卒業後は米国の東イリノイ大に留学しアスレチックトレーナーの資格を得る。以降、10年以上米国に住み、ドワイト・フィリップス(走り幅跳び世界チャンピオン)の医療スタッフ[2]、アメリカンフットボール最大リーグNFL選手のアスレチックトレーナーを務めた実績が評価され、2008年、ワシントン・ウィザーズのアスレチック・トレーナーに就任する[3]。
その後、ワシントン・ウィザーズの副代表を務めていたミルト・ニュートンが、ミネソタ・ティンバーウルブズ新GMに就任することが決まり、佐藤がヘッドハンティングされ、2013年9月、全選手をサポートし監督する責任を負う、スポーツパフォーマンスディレクター兼アスレティックトレーナーに就任する[4]。
2016年9月、日本バスケットボール協会スポーツパフォーマンス部会委員長に就任[5]。
その他
[編集]スポーツパフォーマンスディレクターとはコーチ級の役職であり、全選手のコンディションを管理する。特に怪我をしがちなスペインの至宝リッキー・ルビオとニコラ・ペコビッチからの信頼は厚い[6][7]。
講演会
[編集]- 2013 効率的運動処方のためのガイドライン
- 2013 腹腔内圧と接地感を意識するスタビリティトレーニング
- 2012 アスレティックトレーナーのための運動機能障害の傾向と対処法
- 2011 スポーツにおける運動動作の組み立て サイドステップ・クロスステップ
- 2010 第1部:スポーツ関連重症頭頚部外傷On-Field対応~スパインボードへの全身固定と搬送~
- 2009 スポーツ障害対処への多角的アプローチ~腰部・下肢編
- 2008 和-nagomi-主催 第3回ワークショップ「動きに着目したリハビリテーション・トレーニング」
- 2006 金沢大学アスレチックトレーナー部KATT主催 第3回学生トレーナー講習回編(金沢大学総合教育棟)
- 2006 身体機能に基づいたスポーツ障害の組織的対処法、腰椎、下肢障害の症状(日本青年館ホテル・会議室)
- 2005 スポーツ慢性障害の評価と対策法ー身体の動きに着目してー
書籍
[編集]- キネティックコントロール 制御されていない動きのマネジメント(翻訳) (2017年3月、ブックハウス・エイチディ、ISBN 978-4909011008)
脚注
[編集]- ^ 朝日新聞・2008/12/12夕刊 スポーツ面より
- ^ Minnesota Timberwolves
- ^ 福島民報 08年9月6日
- ^ [1]
- ^ “協会専属委員に元NBAトレーナー佐藤氏 Bリーグ理事会”. スポーツニッポン. (2016年9月8日)
- ^ 杉浦大介コラム第4回・リッキー・ルビオ インタビュー「一歩ずつ前に」
- ^ [2]
外部リンク
[編集]- Minnesota Timberwolves(英語版)
- 公式ブログ
- Trainer Feature: Koichi Sato-チームによる公式インタビュー