佐藤公彦 (歴史学者)
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人物情報 | |
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生誕 |
1949年9月20日 日本福島県岩瀬郡 |
出身校 | 横浜市立大学 |
学問 | |
研究分野 | 東洋史(東アジア近現代史) |
研究機関 | 東京外国語大学 |
学位 | 社会学博士 |
佐藤 公彦(さとう きみひこ、1949年9月20日[1] - )は、日本の歴史学者、東京外国語大学名誉教授。専門は東アジア近代史、中国近現代史。
経歴
[編集]- 出生から修学期
1949年、福島県岩瀬郡で生まれた。1968年、福島県立白河高等学校を卒業。横浜市立大学文理学部に入学して東洋史を専攻し、小島晋治に師事。1973年に卒業し、大学院は一橋大学大学院社会学研究科に進んだ。大学院時代は西順蔵に師事。1979年に博士課程を単位取得退学。
- 中国近現代史研究者として
卒業後は女子美術大学付属高等学校教諭となった。1985年、東京外国語大学外国語学部専任講師に着任。1989年に同大学助教授、1995年に同大学教授に昇進。2000年、学位論文『義和団の起源とその運動:中国民衆ナショナリズムの誕生』を一橋大学に提出して社会学博士号を取得[2]。2009年、大学院重点化に伴い同大学総合国際学研究院教授となった。2015年、東京外国語大学を定年退職し、名誉教授となった[3][4]。
著作
[編集]単著
[編集]- 『義和団の起源とその運動:中国民衆ナショナリズムの誕生』研文出版 1999
- 『「氷点」事件と歴史教科書論争』日本僑報社 2007
- 『上海版歴史教科書の「扼殺」』日本僑報社 2008
- 『清末のキリスト教と国際関係:太平天国から義和団・露清戦争、国民革命へ』汲古書院 2010
- 『中国の反外国主義とナショナリズム:アヘン戦争から朝鮮戦争まで』集広舎 2015
- 『親中国・東大派のイデオロギー的な「逆襲」』青娥書房 2016
- 『中国近現代史はどう書かれるべきか』汲古書院 2016
- 『陳独秀 その思想と生涯 1879-1942:胡適序言・陳独秀遺著「陳独秀の最後の見解(論文と書信)」を読む』集広舎 2019
- 『駐米大使 胡適の「真珠湾への道」:その抗日戦争と対米外交』御茶の水書房 2022
訳書
[編集]- 『黒旗軍:19世紀中国の農民反乱』陳白塵著、研文出版 1987
- 『歴史学と社会理論』ピーター・バーク著、慶應義塾大学出版会 2006
- 『神の子洪秀全:その太平天国の建設と滅亡』ジョナサン・スペンス著、慶應義塾大学出版会 2011
- 『中国近代史』蔣廷黻著、東京外国語大学出版会 2012
- 『胡適 1891-1962:中国革命の中のリベラリズム』ジェローム・グリーダー著、藤原書店 2017
- 『胡適文選』(全2巻) 平凡社東洋文庫 2021
- 『胡適:政治・学問論集』(汲古書院、2022年11月)
脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』2002年
- ^ CiNii(学位論文)
- ^ 『義和団の起源とその運動』奥付
- ^ 『陳独秀 その思想と生涯 1879-1942』著者プロフィール