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佐久間英利

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さくま ひでとし

佐久間英利
生誕 (1952-10-01) 1952年10月1日(72歳)
日本の旗 日本千葉県木更津市
出身校 早稲田大学政治経済学部
職業 銀行家
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佐久間英利(さくま ひでとし、1952年(昭和27年)10月1日 - )は、日本の銀行家。千葉銀行代表取締役会長。千葉商工会議所会頭。

来歴・人物

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千葉県木更津市出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、千葉銀行に入行。竹山正頭取体制下においては、東京都東部や茨城県南部などへの営業拡大を担った。

2009年、頭取に昇格。副頭取制を廃止し同期入行である3人を取締役・専務執行役員に就かせ営業、企画管理、審査の各ユニット統括長に任命するなど経営体制の見直しを図り[1][2]武蔵野銀行と連携協定を結び、営業やコスト削減で協力を深めた[3]。また、2012年2017年全国地方銀行協会の会長を務めた[4]

2018年から千葉商工会議所会頭を務める[5]2021年代表取締役会長に退く[3]

2023年8月31日、「仕組債」と呼ばれる高リスク金融商品の不適切販売の責任を取って、2024年3月31日付で会長並びに代表取締役を辞任する予定であることを発表[6][7]。同年6月開催予定の株主総会で取締役も退任し、千葉銀行の特別顧問に就任する予定[7]

略歴

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  • 千葉県立木更津高等学校卒業[8]
  • 1976年(昭和51年)- 早稲田大学政治経済学部卒業後、千葉銀行入行。
    • 以降、経営企画部副部長、市場営業部長、経営企画部長等を歴任する。
  • 2003年(平成15年)6月- 同取締役経営企画部長。
  • 2006年(平成18年)6月- 同取締役常務執行役員本店営業部長。
  • 2007年(平成19年)6月- 同取締役常務執行役員。
  • 2009年(平成21年)3月- 同代表取締役頭取。
  • 2012年(平成24年)6月- 全国地方銀行協会会長。
  • 2017年(平成29年)6月 - 全国地方銀行協会会長。
  • 2018年(平成30年)11月 - 千葉商工会議所会頭。
  • 2021年(令和3年)
  • 2024年(令和6年)
    • 3月31日 - 会長並びに代表取締役を辞任予定[6][7]
    • 6月 - 同月開催予定の株主総会で取締役を退任。千葉銀行の特別顧問に就任する予定[7]

脚注

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  1. ^ 日本経済新聞 2009年5月16日
  2. ^ 日本経済新聞 2009年1月28日
  3. ^ a b c “千葉銀行、12年ぶり新頭取 米本氏「経済発展まい進」”. 日本経済新聞. (2021年3月22日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB2260U0S1A320C2000000/ 2021年10月14日閲覧。 
  4. ^ “地銀協の佐久間英利会長が就任会見 「地方創生の仕上げ」と抱負”. 産経ニュース. (2017年6月14日). https://www.sankei.com/article/20170614-MMSMHW6445KOBCPZ43B5BBVH7I/ 2017年6月17日閲覧。 
  5. ^ “千葉商議所の新会頭に佐久間・千葉銀頭取”. 産経新聞. (2018年11月16日). https://www.sankei.com/article/20181116-FOHRT54QIBN6LGM4X76362W42E/ 2021年10月14日閲覧。 
  6. ^ a b “千葉銀会長、引責辞任へ 仕組み債不適切販売で”. 産経新聞. (2023年8月31日). https://www.sankei.com/article/20230831-ISTJH2P4NVKWJDFTIDQCWMEJHM/ 2023年8月31日閲覧。 
  7. ^ a b c d 千葉銀、初の女性代表取締役 淡路睦氏、3人体制の1人に”. 千葉日報 (2024年3月23日). 2024年3月24日閲覧。
  8. ^ 木更CoN
  9. ^ 委員に佐久間英利氏 千葉県公安委”. www.chibanippo.co.jp. 千葉日報 (2021年5月18日). 2022年7月17日閲覧。
ビジネス
先代
竹山正
千葉銀行頭取
第8代:2009年 - 2021年
次代
米本努
先代
中西勝則
全国地方銀行協会会長
第17代:2012年 - 2013年
次代
谷正明
先代
中西勝則
全国地方銀行協会会長
第22代:2017年 - 2018年
次代
柴戸隆成