住友文彦
表示
住友 文彦(すみとも ふみひこ、1971年(昭和46年) - )は、日本のキュレーター。東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻准教授。神奈川県在住。
来歴
[編集]1971年、埼玉県生まれ。
東京大学文学部美学美術史学科を卒業後、テレビ局に就職するが、東京大学大学院に入り、同大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コースを修了した[要出典]。
1995年6月から株式会社ワコールアートセンターでスパイラルアートを担当する(1997年12月まで)[1]。
2000年6月、金沢21世紀美術館建設事務局の学芸員に就任(2004年2月まで)。以後、NTTラーニングシステムズインターコミュニケーションセンター(2004年3月 - 2006年5月)、東京都歴史文化財団東京都現代美術館(2006年6月 - 2008年12月)で学芸員を歴任した[1]。
2010年7月より前橋市文化制作部美術開設準備室学芸員となり[1]、2013年にアーツ前橋館長に就任(作品の紛失問題[2]で2021年引責退任)[1]。活動中止。[3]
2016年より東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻准教授を務める[1]。 2020年10月、アーツ前橋での作品紛失を受けて、東京藝術大学において検証委員会が設置された。[4]
2024年6月10日、アーティスト、うらあやかが「「敷居を踏む Step on the Threshold 」展における住友文彦氏のクレジット消去に関する意見書」を公開した[5]。
企画
[編集]- 「アウト・ザ・ウィンドウ」(2004、共同キュレーター)
- 「リアクティヴィティ―反応=再生の可能性」展(2004、NTTインターコミュニケーションセンター)
- 「アート&テクノロジーの過去と未来」展(2005、NTTインターコミュニケーション・センター)
- 「美麗新世界:当代日本視覚文化」展(2007-2008、ロングマーチプロジェクト+BTAP+InterArts Ceter、広州美術館、共同キュレーター)
- 「川俣正:通路」(2008、東京都現代美術館)
- αMプロジェクト2008「現れの空間」
- ヨコハマ国際映像祭 Deep Images(2009)
- 別府国際芸術祭「混浴温泉世界」(2012)
- あいちトリエンナーレ2013 (共同キュレーター)
- 「小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る」展(2015、アーツ前橋)
- 「境界 小泉明郎+高山明」展(2015、メゾンエルメス)
- 「聴く:共鳴する世界」(2020-2021、アーツ前橋)
脚注
[編集]- ^ a b c d e “住友 文彦 (Fumihiko SUMITOMO) - マイポータル - researchmap”. researchmap. 2021年7月14日閲覧。
- ^ “アーツ前橋の作品紛失問題はなぜここまでこじれたのか。美術館の運営状況から見えてきた労務問題も”. 美術手帖. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “アーツ前橋の作品紛失問題 住友教授、活動を休止 東京芸大、独自調査へ:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “アーツ前橋の事案に対する当研究科の対応方針 | 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻”. 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻 | (2021年10月11日). 2021年11月22日閲覧。
- ^ kumonoami (2024年6月26日). “アーツ前橋の契約不履行事案と「敷居を踏む Step on the Threshold 」展にかかる公開質問状”. プレカリアートユニオンブログ. 2024年8月17日閲覧。