伊藤紀之
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伊藤 紀之 (いとう のりゆき、1940年 - )は、日本のインダストリアルデザイナー。共立女子大学名誉教授。服飾文化学会元会長。日本手芸普及協会前会長。国際浮世絵学会理事。
略歴
[編集]1964年に千葉大学工学部工業意匠学科を卒業後、東芝に入社。家電・家具・ユニフォームのデザイナーとなる。その後、大学院に戻り、1973年に同研究科修士課程修了。共立女子大学に専任講師として就任。1978年に助教授に、1992年に教授。2011年に共立女子大学名誉教授。その間、服飾文化学会会長、日本手芸普及協会会長、日本デザイン学会監事、国際浮世絵学会理事を歴任。2020年春の叙勲で瑞宝小綬章を受章。
研究
[編集]家政学の中で生活デザインを定義した人物の一人であり、湯たんぽ研究の第一人者である[1]。また、国際浮世絵学会の理事であり、300点ほどの浮世絵コレクションを有する[1]。他にも、ファッションプレートのコレクターでもある[1]。
なお、湯たんぽ研究に関する研究成果は、複数の研究不正の被害にあっている。サンキュータツオによれば、ある地方自治体主催の展覧会パンフレットに無断引用されたほか、某大学教授の「コンピュータ時代のデザイン」という論文で盗用されたことが判明している[2]。後者については謝罪があったが、前者についてはまだ未解決である[2]。
著作リスト
[編集]監修
[編集]- 『アール・デコのファッション・ブック - Journal des Dames et des Modes 1912~14』(岩崎美術社、1996年)