コンテンツにスキップ

伊勢郵便局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊勢郵便局
伊勢郵便局
基本情報
正式名称 伊勢郵便局
前身 山田郵便取扱所、山田郵便局
局番号 22003
設置者 日本郵便株式会社
所在地 516-8799
三重県伊勢市岩渕3-6-10
位置

北緯34度29分14.5秒 東経136度43分02.7秒 / 北緯34.487361度 東経136.717417度 / 34.487361; 136.717417 (伊勢郵便局)座標: 北緯34度29分14.5秒 東経136度43分02.7秒 / 北緯34.487361度 東経136.717417度 / 34.487361; 136.717417 (伊勢郵便局)

地図
貯金
店名 ゆうちょ銀行 代理店
保険
店名 かんぽ生命保険 代理店
特記事項
ゆうゆう窓口は24時間営業
ATMホリデーサービス実施
テンプレートを表示
旧山田郵便局電話分室(1923年築)。設計は逓信省技師の吉田鉄郎。2017年現在、フランス料理店「ボン・ヴィヴァン」の店舗として利用されている

伊勢郵便局(いせゆうびんきょく)は、三重県伊勢市にある郵便局民営化前の分類では集配普通郵便局であった。

概要

[編集]

住所:〒516-8799 三重県伊勢市岩渕3-6-10

沿革

[編集]
  • 1872年3月9日明治5年2月1日) - 山田八日市場町(現・伊勢市八日市場町)に郵便取扱所が開設[1]
  • 1872年5月11日(明治5年4月5日) - 山田一志久保町(現・伊勢市一志町)に山田郵便役所が開設[1]。通常郵便事務開始。
  • 1875年(明治8年)1月1日 - 山田郵便局(二等)となる。翌日より郵便為替事務開始。
  • 1878年(明治11年)7月10日 - 郵便貯金事務開始[2]
  • 1880年(明治13年)6月15日 - 山田電信分局設置、電信事務開始(宇治山田町大字岡本町)[3]
  • 1881年(明治14年)3月25日 - 山田岡本町(現・伊勢市岡本町)に移転[4]
  • 1886年(明治19年)2月26日 - 宇治山田町下中之郷町(現・伊勢市宮町)に移転[5]。この年の4月26日に三等局となる。
  • 1887年(明治20年)3月31日 - 宇治山田町岡本町(現・伊勢市岡本町)に移転[6]
  • 1891年(明治24年)8月1日 - 電信局と合併して、山田郵便電信局となる。
  • 1893年(明治26年)2月21日 - 小包郵便事務開始[7]
  • 1902年(明治35年)1月15日 - 宇治山田町豊川町(現住所不明)に移転、二等局となる。
  • 1903年(明治36年)4月1日 - 通信官署官制の施行に伴い山田郵便局となる。
  • 1907年(明治40年)2月26日 - 電話通話事務を開始[8]
  • 1907年(明治40年)3月26日 - 宇治山田市岡本町(現・伊勢市岡本町)に移転。
  • 1908年(明治41年)2月16日 - 電話交換業務を開始[9]
  • 1909年(明治42年)5月14日 - 宇治山田市豊川町(現・伊勢市本町、伊勢神宮外宮前)に新築移転[10][11]
  • 1923年大正12年)12月12日 - 山田郵便局電話分室が開設[12][13][14]
  • 1942年昭和17年)2月1日 - 普通郵便局となる。
  • 1949年(昭和24年)2月21日 - 山田郵便局より山田電信局・山田電話局が分離[15]
  • 1955年(昭和30年)3月1日 - 伊勢郵便局に改称[16]
  • 1956年(昭和31年)9月21日 - 電話通話および和文電報受付事務の取扱を開始。
  • 1966年(昭和41年)6月1日 - 局舎所在地の町名が「伊勢市豊川町」から「伊勢市岩淵一丁目」に変更される[17]。なお、局舎移転後の1968年(昭和43年)9月1日、同所(旧局舎跡地)の町名が「伊勢市本町」に変更された[18]
  • 1967年(昭和42年)11月27日 - 伊勢市岩淵一丁目から、同市岡本町に局舎を新築、移転。
  • 1998年平成10年)9月1日 - 外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務取扱を開始。
  • 2000年(平成12年)2月21日 - 伊勢市岡本三丁目20-3から、岩渕三丁目6-10(三重交通バス駐車場跡)に局舎を新築、移転。
  • 2000年(平成12年)9月18日 - 豊浜郵便局(〒515-0599→〒515-0502)、宮本郵便局(〒516-1199→〒516-1102)から集配業務を移管。
  • 2006年(平成18年)10月1日 - 小俣郵便局(〒519-0599→〒519-0503)、二見郵便局(〒519-0699→〒519-0606)から集配業務を移管[19]
  • 2007年(平成19年)10月1日 - 民営化に伴い、併設された郵便事業伊勢支店に一部業務を移管。
  • 2010年(平成22年)2月1日 - 郵便事業伊勢支店が統括する浜島集配センターおよび宿田曽集配センターを廃止し、取扱事務をそれぞれ阿児集配センターおよび五ヶ所集配センターに承継した。
  • 2012年(平成24年)10月1日 - 日本郵便株式会社発足に伴い、郵便事業伊勢支店を伊勢郵便局に統合。

取扱内容

[編集]

風景印

[編集]

周辺

[編集]

アクセス

[編集]

参考文献

[編集]
  • 『宇治山田市史 上巻』(宇治山田市役所編、昭和4年発行、昭和63年復刻、国書刊行会発行)
  • 『伊勢市史』(伊勢市役所、昭和43年発行)
  • 『宇治山田明治年代記』(倉田正邦 校訂、三重県郷土資料刊行会 昭和57年5月1日発行)
  • 『全国郵便局沿革録 明治編』(山口修監修 日本郵趣出版 1980年12月28日発行)
  • 『東海の電信電話 -90年のあゆみ-』1962年10月27日発行、編集:日本電信電話公社東海電気通信局、発行所:社団法人電気通信協会名古屋支部

脚注

[編集]
  1. ^ a b 『全国郵便局沿革録 明治編』には、1871年4月20日(明治4年3月1日)に山田郵便取扱所として開設。1873年(明治6年)に山田郵便役所となった、との記載
  2. ^ 三重県布達 天甲第百六号 明治十一年六月廿二日(『松阪市史 第十四巻』(1982年)に記載)、『伊勢市史』(昭和43年)では1876年(明治9年)1月1日に郵便貯金事務開始と記載。
  3. ^ 『東海の電信電話』p734
  4. ^ 『伊勢市史』(昭和43年)での記述。『宇治山田市史』(昭和4年)では1880年(明治13年)6月に移転と記載。『宇治山田明治年代記』(昭和57年)では移転の記載無し。
  5. ^ 『伊勢市史』(昭和43年)での記述。『宇治山田市史』(昭和4年)および『宇治山田明治年代記』(昭和57年)では同年11月に移転と記載。
  6. ^ 『宇治山田明治年代記』(昭和57年)での記述。『宇治山田市史』(昭和4年)および『伊勢市史』(昭和43年)では移転の記載無し。
  7. ^ 『伊勢市史』(昭和43年)での記述。『宇治山田明治年代記』(昭和57年)では1892年(明治25年)6月16日に小包郵便開始と記載。
  8. ^ 『明治四十年 法令全書』告示一六二頁 明治四十年二月二十五日 遞信省第七十四號
  9. ^ 明治四十一年 法令全書 告示二九九頁 明治四十一年二月十五日 遞信省第百三十六號
  10. ^ 1909年(明治41年)11月25日起工、翌年5月14日竣工。1967年(昭和42年)の新局舎への移転後、旧局舎は1969年(昭和42年)4月に博物館明治村へ移築された。伊勢市の旧市名(宇治山田市)をとって、新たに「宇治山田郵便局舎」と名付けられ、博物館明治村簡易郵便局として使用されている。
  11. ^ 『宇治山田明治年代記』(昭和57年)では同年5月21日竣工と記載。
  12. ^ 「宇治山田新交換局 十四、五、六の三日公開」伊勢新聞 1923年12月12日付 夕刊 2面
  13. ^ 「新電話室開設」大阪朝日新聞 1923年12月13日付 3面 東海版
  14. ^ 「津より先へ複式になった山田局」伊勢新聞 1923年12月15日付 夕刊 1面
  15. ^ 昭和24年2月18日付官報(第6628号)郵政省告示第六十五号、第六十六号
  16. ^ 昭和30年3月4日付官報(第8450号)郵政省告示第二百四十四号
  17. ^ 昭和41年5月24日三重県告示第401号、昭和42年3月22日三重県告示第147号
  18. ^ 昭和43年6月25日三重県告示第421号
  19. ^ 日本郵政公社ホームページ「郵便局の改廃情報」平成18年9月20日発表分

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]