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任 鄙（じん ひ、? - 紀元前288年）は、中国戦国時代の秦の政治家・軍人。武王の時期に孟賁や烏獲・夏育と並び称され[1]高官に取り立てられた著名な大力士の一人であった。
秦の昭襄王13年（紀元前294年）、秦の丞相魏冄の推挙で任鄙は漢中郡の郡守に就任した[2]。
昭襄王19年（紀元前288年）、任鄙死去。
任鄙は大力で有名で、当時の秦で知恵者として有名だった樗里疾と対比され、「力は任鄙、智は樗里」と謳われたと言う逸話がある[3]。
- ^ 史記・巻五・第五秦本記
- ^ 史記・巻七十三・白起王翦列伝
- ^ 史記・巻七十一・樗里子甘茂列伝第十一
