仲田加南
![]() 2022年撮影 | |||||||||
基本情報 | |||||||||
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出身地 | 神奈川県川崎市[1] | ||||||||
生年月日 | 1975年9月13日(49歳) | ||||||||
プロ入会 | 2004年[2] | ||||||||
所属団体 | 日本プロ麻雀連盟[3] | ||||||||
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主な実績 | |||||||||
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仲田 加南(なかた かな、1975年9月13日[3] - )は、日本の競技麻雀団体・日本プロ麻雀連盟に所属する女流プロ雀士である[4]。神奈川県川崎市出身[1]。
主なタイトル歴として、第21期 新人王、女流桜花 4期[4]、女流プロ麻雀日本シリーズ2020 優勝[6]などがある。
略歴
[編集]15歳の頃に[1]アルバイト先の先輩にルールを軽く教わったのがきっかけで麻雀を覚え始め、成人してからはフリー雀荘でも麻雀を打ち始める[2]。仲田はプロになる前から[7]プロ雀士の伊藤優孝が主体となって実施されている麻雀の勉強会「漢塾」に3年間在籍していた[8]。2004年に日本プロ麻雀連盟のプロ試験を受けて合格し、半年間の研修を受けたのちに[2]21期生として麻雀プロの一員となった[4]。同期には井出康平、黒沢咲、古橋崇志、吾妻さおりらがいる。プロ入り試験の際の試験官は多井隆晴が務めた[9]。その後、第21期の新人王戦にて優勝を収め[8]、プロクイーン決定戦では第5期に5位、第7期に2位を獲得した[7]。そのほか第35期王位戦では3位[7]、第12期のチャンピオンズリーグではベスト8に、第4期特別昇級リーグでは4位にそれぞれ輝くなど様々な大会で結果を残し頭角を現した[2]。
日本プロ麻雀連盟に所属する女流プロによるリーグ戦である女流桜花では[10]、第4期、11期に続けて2017年に実施された第12期でも優勝を収め、同タイトルで3度の優勝を果たした選手としては初となった[11]。翌年の2018年も女流桜花のタイトルを制し、通算では4期目、3連覇を達成した[12]。同年に出場した麻雀最強戦2018のサイバーエージェント杯 女流プロ代表決定戦 女流王者の極でも優勝し[13]、ファイナルにまで進出したが決勝卓を決める対局で敗退した[14]。2019年から実施されたRTDトーナメント(前身はRTDリーグ)ではサバイバルマッチを首位で通過し、本戦に進出した[15]ものの、初戦で4位に終わり敗退している[16]。一方で、同年11月から2020年1月にかけて実施された女流プロ雀士によるチーム戦「麻雀BATTLE ROYAL チーム・チャンピオンシップ2020」では所属するロン2チーム(他のメンバーは宮内こずえ・山脇千文美)が優勝を果たし、予選と決勝戦を合算した個人成績では仲田は+84.1ポイントで18人中3位の成績を残した[5]。女流プロ麻雀日本シリーズ2020では予選・プレーオフの合計で2位の成績を残し[17]決勝卓に進出し、優勝している[6]。
雀風・人物
[編集]本人のプロフィールによれば起家を得意とし、ツモよりも直撃での上がりを指針として麻雀を打っている[1]。一方で、第12期女流桜花のタイトル獲得後のインタビューでは雀風を固定しないスタイルを心がけていると仲田は話している[11]。「麻雀最強戦2018 サイバーエージェント杯 女流プロ代表決定戦 女流王者の極」後の大会レポートでレポーターを務めた梶本琢程によれば、仲田は「必殺!麻雀ラリアット」という攻撃的な雀風を示唆するようなキャッチフレーズを持っているものの守備的な打ち方も得意としており、対局ごとの攻守バランスの振り分けが大きいがために攻撃的なイメージが強い・流れを大切にする雀風と分析されている[13]。2024年時点での連盟における段位は七段となっている[4]。
血液型はB型で、趣味も麻雀としている[1]。2018年には同じプロ雀士の土井孝輝と入籍した[18]。仲田は再婚。2020年には娘が出産し「孫がいる現役女流プロ」となる。
獲得タイトル
[編集]- 女流桜花 (第4期・第11期・第12期・第13期)
- 新人王 (第21期)
- 女流プロ麻雀日本シリーズ(2020・2023)
- JPML WRC-Rリーグ(第1期)
主な戦績
[編集]- 麻雀最強戦2021 ザ・リベンジ 優勝
- 第1回 クイーンズリーグ 優勝
- 団体戦
- 麻雀BATTLE ROYAL チーム・チャンピオンシップ2020 チーム優勝
出演
[編集]映画
[編集]- 麻雀最強戦 the movie(2022年11月18日公開、マグネタイズ)監督:原澤遊風[19]
脚注
[編集]- ^ a b c d e “仲田加南”. MONDO TV. ターナージャパン. 2019年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月28日閲覧。
- ^ a b c d さくらやよい (2008年10月). “プロ雀士インタビュー 今回のプロ雀士 : 仲田 加南”. 日本プロ麻雀連盟. 2019年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月28日閲覧。
- ^ a b “女流プロ雀士 紹介”. ドラ・魅. 2019年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月28日閲覧。
- ^ a b c d e f “仲田 加南 (なかた かな)”. ロン2. 日本プロ麻雀連盟、麻雀ネットワークサービス. 2022年8月13日閲覧。
- ^ a b 麻雀ウォッチ編集部 (2020年1月30日). “【麻雀バトルロイヤルTC 1/29結果】ロン2が決勝6戦中5トップで圧巻の優勝!MVPはキャプテンの宮内こずえ!”. 麻雀ウォッチ (ムー). オリジナルの2020年4月3日時点におけるアーカイブ。 2020年4月3日閲覧。
- ^ a b c “【日本プロ麻雀連盟】女流プロ麻雀日本シリーズ2020 優勝は仲田加南プロ(連盟)!!”. 雀サクッ (気楽亭). (2020年3月22日). オリジナルの2020年4月4日時点におけるアーカイブ。 2020年4月4日閲覧。
- ^ a b c HIRO柴田 (2017年1月27日). “第158回:プロ雀士インタビュー 仲田 加南 インタビュアー:HIRO柴田”. 日本プロ麻雀連盟. 2019年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月29日閲覧。
- ^ a b 紺野真太郎. “タイトル戦情報 第21期 新人王戦”. 日本プロ麻雀連盟. 2019年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月28日閲覧。
- ^ “女流桜花3連覇・仲田加南、満を持しての初参戦「堂々と戦う」/麻雀・RTDトーナメント”. AbemaTIMES (AbemaTV). (2019年4月25日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “二階堂瑠美が初の女流桜花奪取へ初日快勝/麻雀・女流桜花Aリーグ第1節C卓”. AbemaTIMES (AbemaTV). (2019年4月18日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “第176回:プロ雀士インタビュー 仲田 加南 インタビュアー:白銀 紗希”. 日本プロ麻雀連盟 (2018年1月30日). 2019年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月28日閲覧。
- ^ “【日本プロ麻雀連盟】第13期女流桜花 優勝は仲田加南プロ!!通算4期目、3連覇達成!”. 雀サクッ (気楽亭). (2018年12月21日). オリジナルの2019年4月28日時点におけるアーカイブ。 2019年4月29日閲覧。
- ^ a b “サイバーエージェント杯女流プロ代表決定戦 女流王者の極【観戦レポート】”. 麻雀最強戦 (竹書房). (2018年4月10日). オリジナルの2019年4月28日時点におけるアーカイブ。 2019年4月28日閲覧。
- ^ “【麻雀最強戦2018 ファイナル】優勝は近藤誠一プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)!!”. キンマweb (竹書房). (2018年12月9日). オリジナルの2019年4月28日時点におけるアーカイブ。 2019年4月28日閲覧。
- ^ 福山純生 (2019年5月6日). “仲田加南、最終戦トップ締め 全連対で首位通過「本当の戦いはここから」/麻雀・RTDトーナメント2019 サバイバルマッチ”. AbemaTIMES (AbemaTV) 2021年10月12日閲覧。
- ^ 福山純生 (2019年7月8日). “仲田加南、トータル4位で敗退「これを糧にして頑張ります」/麻雀・RTDトーナメント2019 グループD”. AbemaTIMES 2022年8月30日閲覧。
- ^ “女流プロ麻雀日本シリーズ2020 プレーオフ成績表”. 日本プロ麻雀連盟. 2020年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。
- ^ 仲田加南 (2018年1月5日). “入籍しました!”. B・Power. 2019年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月28日閲覧。
- ^ 麻雀最強戦 the movie - allcinema 2024年3月9日閲覧
外部リンク
[編集]- 仲田加南ブログ B・Power
- 仲田加南 - MONDO TV
- 仲田加南 (@nakatakanakana) - X(旧Twitter)
麻雀最強戦2018
麻雀最強戦2021
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