コンテンツにスキップ

仲御徒町駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仲御徒町から転送)
仲御徒町駅
昭和通り上の4番出入口(2010年5月)
なかおかちまち
Naka-okachimachi
H 16 秋葉原 (1.0 km)
(0.5 km) 上野 H 18
地図左から上野広小路駅、上野御徒町駅、御徒町駅、仲御徒町駅
所在地 東京都台東区上野五丁目24-12
北緯35度42分23.6秒 東経139度46分34.3秒 / 北緯35.706556度 東経139.776194度 / 35.706556; 139.776194座標: 北緯35度42分23.6秒 東経139度46分34.3秒 / 北緯35.706556度 東経139.776194度 / 35.706556; 139.776194
駅番号 H17[1]
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
所属路線 [1]日比谷線
キロ程 5.8 km(北千住起点)
電報略号 カチ
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
[メトロ 1]39,625人/日
-2023年-
開業年月日 1961年昭和36年)3月28日
乗換 G15[1]上野広小路駅銀座線
E09[1]上野御徒町駅
都営地下鉄大江戸線
テンプレートを表示

仲御徒町駅(なかおかちまちえき)は、東京都台東区上野五丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線である。駅番号H 17[注釈 1]

概要

[編集]

当駅からは改札外通路で以下の3駅と接続している。

大江戸線との乗り換えには乗り継ぎ割引が適用される。

2009年(平成21年)3月16日に、仲御徒町・上野広小路・上野御徒町の各駅と京成上野駅・上野駅を接続する地下通路が開通[2]した。これら二駅は同一駅として扱っていない。

歴史

[編集]

駅名の「仲御徒町」は、1964年(昭和39年)の住居表示実施まで存在した周辺地名(現在の上野南東部に相当)に由来する。

  • 1961年昭和36年)3月28日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)日比谷線の駅として開業[3]。開業当初は1番線ホーム(中目黒方面)のみを使用し、北千住側の片渡り線を使用して折り返していた[4]
  • 1994年平成6年)3月:コンコース拡幅、乗換連絡通路新設など駅改良工事に着手。総工費約62億円[5]
  • 2000年(平成12年)12月12日:都営大江戸線上野御徒町駅開業に伴い、同駅および上野広小路駅との乗り換え業務を開始[6]
  • 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[7]
  • 2007年(平成19年)3月18日:ICカードPASMO」の利用が可能となる[8]
  • 2020年令和2年)

駅構造

[編集]

島式ホーム1面2線を有する地下駅昭和通り国道4号)の真下に位置する。

銀座線乗り換えは、隣の上野駅および銀座駅が便利である。

大江戸線連絡に伴う改良工事に伴い、上野寄り改札へ向かう階段の増設とエスカレーターの新設、コンコースの拡幅および天井・床面・壁面が改装された[5]。ホーム側壁にイラストが描かれているが、日比谷線では秋葉原駅に次ぐ例である。

トイレはいずれも改札内にあり、男性用・女性用トイレは地下中2階、多機能トイレは地下1階および地下3階に設置されている。

3番出口の反対側に、自転車駐輪場へ直結する出入口が設置されている。

車椅子用の階段昇降機がホーム - 上野寄り改札および4番出入口・大江戸線乗り換え通路に設置されている。2020年11月28日に、ホーム中程から地下3階(中央改札)を経由して地上へ上るエレベーターを備えた、5番出入口が新設された[10]

北千住側にA線(中目黒方面)からB線(北千住方面)へ転線する非常用の片渡り線があり[11]、前述したとおり日比谷線の開業当初、北千住方面への折り返し用として使用していたものである[4]

改良工事完成前の駅名標は、茅場町駅と同じ大型の長方形で前駅・当駅・次駅を全て下段に配していた。

のりば

[編集]
番線 路線 行先[12]
1 H 日比谷線 中目黒方面
2 北千住南栗橋方面

(出典:東京メトロ:構内図

発車メロディ

[編集]

2020年2月7日よりスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[9]

曲は1番線が「アッシュグレイ」(福嶋尚哉作曲)、2番線が「ゆれる袂」(大和優子作曲)である[9]

利用状況

[編集]

2023年度の1日平均乗降人員39,625人[メトロ 1]で、東京メトロ全130駅中87位である。この値は銀座線上野広小路駅との乗換人員を含まない。銀座線との乗換人員を含む1日平均乗降人員は2019年度で43,532人である[13]。近年の1日平均乗降・乗車人員推移を下表で示す。

年度別1日平均乗降・乗車人員
年度 1日平均
乗降人員[13]
1日平均
乗車人員[14]
出典
1990年(平成02年) 32,518 [* 1]
1991年(平成03年) 31,995 [* 2]
1992年(平成04年) 31,844 [* 3]
1993年(平成05年) 31,296 [* 4]
1994年(平成06年) 30,860 [* 5]
1995年(平成07年) 29,913 [* 6]
1996年(平成08年) 28,959 [* 7]
1997年(平成09年) 27,803 [* 8]
1998年(平成10年) 26,929 [* 9]
1999年(平成11年) 25,809 [* 10]
2000年(平成12年) 53,256 25,458 [* 11]
2001年(平成13年) 55,857 27,586 [* 12]
2002年(平成14年) 55,834 27,501 [* 13]
2003年(平成15年) [広告 1]54,522 26,801 [* 14]
2004年(平成16年) [広告 2]54,110 26,471 [* 15]
2005年(平成17年) [広告 3]52,512 25,751 [* 16]
2006年(平成18年) 50,260 24,742 [* 17]
2007年(平成19年) 50,394 24,956 [* 18]
2008年(平成20年) 48,019 23,734 [* 19]
2009年(平成21年) 45,830 22,677 [* 20]
2010年(平成22年) 44,204 21,855 [* 21]
2011年(平成23年) 42,317 20,891 [* 22]
2012年(平成24年) 41,973 20,715 [* 23]
2013年(平成25年) 42,076 20,762 [* 24]
2014年(平成26年) 41,686 20,616 [* 25]
2015年(平成27年) 41,397 20,500 [* 26]
2016年(平成28年) 41,390 20,499 [* 27]
2017年(平成29年) 42,267 20,981 [* 28]
2018年(平成30年) 43,101 21,425 [* 29]
2019年(令和元年) 43,271 21,448 [* 30]
2020年(令和02年) [メトロ 2]31,309
2021年(令和03年) [メトロ 3]32,426
2022年(令和04年) [メトロ 4]36,683
2023年(令和05年) [メトロ 1]39,625

駅周辺

[編集]

バス路線

[編集]

隣の駅

[編集]
東京地下鉄(東京メトロ)
H 日比谷線
秋葉原駅 (H 16) - 仲御徒町駅 (H 17) - 上野駅 (H 18)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2020年6月6日虎ノ門ヒルズ駅開業に伴い、駅番号を「H 16」から「H 17」へ変更。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
  2. ^ 上野駅と御徒町駅が地下歩道でつながります! 上野中央通り地下歩道が完成 -平成21年3月16日(月)午前10時 交通開放-』(プレスリリース)東京都建設局、2008年10月29日。オリジナルの2013年10月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20131007044121/http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/10/20iat200.htm2020年6月2日閲覧 
  3. ^ 東京メトロニュースレター第78号 >「日比谷線の歩み」編” (PDF). 東京地下鉄. p. 2 (2020年6月2日). 2020年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月9日閲覧。
  4. ^ a b 帝都高速度交通営団『地下鉄運輸50年史』p.239。
  5. ^ a b 帝都高速度交通営団史』東京地下鉄株式会社、2004年12月、234頁。 
  6. ^ 平成12年12月12日 営団地下鉄・都営地下鉄連絡普通旅客運賃の変更 営団地下鉄・都営地下鉄共通一日乗車券の発売 日比谷線仲御徒町駅を発着とする一部区間の普通旅客運賃の変更 都営地下鉄通過連絡(営団-都営-営団)定期乗車券発売区間の追加』(プレスリリース)営団地下鉄、2000年11月15日。オリジナルの2001年12月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20011220061326/http://www.tokyometro.go.jp/news/2000-16.html2020年11月9日閲覧 
  7. ^ 「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20060708164650/https://www.tokyometro.jp/news/s2004/2004-06.html2020年3月25日閲覧 
  8. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月5日閲覧 
  9. ^ a b c 東京メトロ日比谷線発車サイン音を制作”. スイッチオフィシャルサイト. スイッチ (2020年2月7日). 2020年2月7日閲覧。
  10. ^ a b 日比谷線仲御徒町駅に新しい出入口・改札口が誕生! 2020年11月28日(土)からご利用いただけます』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2020年11月27日。オリジナルの2020年11月27日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201127060324/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews201127_80.pdf2020年11月27日閲覧 
  11. ^ 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、巻末、ISSN 0040-4047 
  12. ^ 仲御徒町駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月22日閲覧。
  13. ^ a b レポート - 関東交通広告協議会
  14. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
東京地下鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
東京都統計年鑑
関東交通広告協議会

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]