仙臺屋
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仙臺屋店舗兼主屋 | |
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情報 | |
用途 | 店舗兼住宅 |
構造形式 | 木造 |
建築面積 | 357 m² |
階数 | 地上2階 |
竣工 | 1882年 |
改築 | 1960年 |
所在地 | 岩手県遠野市中央通り194 |
座標 | 北緯39度19分47.5秒 東経141度31分45.8秒 / 北緯39.329861度 東経141.529389度座標: 北緯39度19分47.5秒 東経141度31分45.8秒 / 北緯39.329861度 東経141.529389度 |
文化財 | 国の登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2008年7月8日 |
仙臺屋(せんだいや)は、岩手県遠野市にある、江戸時代から続く和菓子店。店舗兼主屋等が日本国の登録有形文化財となっている。
文化財
[編集]2008年(平成20年)7月8日、以下の建築物が登録有形文化財となった。
- 店舗兼主屋
- 岩手県道238号に北面し、南北に長い短冊状の敷地南端に建つ。1882年(明治15年)竣工、1960年(昭和35年)改築、2006年移築、建築面積357平方メートル。正面間口9間半の木造2階建。切妻造鉄板葺の町家である。西側5間半の主体部と東側4間の元旅館を併せて1棟とする。主体部は背面直角に棟を出し、店や常居などの居室を1列に並べ、当地における伝統的な町家の形態を残している。店舗兼主屋の後方に建つ旧穀蔵と前の蔵は、外壁の下方ほど壁を厚くし、安定感のある重厚な造りとする。さらに後方に旧籾蔵、便所、倉庫が並び建つ[1]。
- 旧籾蔵
- 前の蔵の北方、作業場を挟んだ位置に建つ。桁行9.6m、梁間5.7mの土蔵造2階建で、切妻造妻入の置屋根とする。内部は南北2室に分け、南半は2階に床を張り、北半は吹抜けとする。外壁は白漆喰仕上げで、鉢巻を黒漆喰仕上げ、腰を海鼠壁とする[2]。
- 倉庫
- 敷地北奥に位置する、南北棟の切妻造平屋建。北端の屋根を一段下げ、南から東面に庇をまわす。桁行17m梁間5.7mの南北に長い倉庫であり、外壁を大壁造の荒壁仕上げとする。内部は3つに区分され、南室のみ中2階床を張り、他2室は吹抜けとする[3]。
- 旧穀蔵
- 主屋の後方、東寄りに位置する。桁行9.6m梁間5.7mの土蔵造2階建、切妻造妻入の置屋根。壁は下方ほど厚い仕様となっている。南面に庇を設け、掛子塗両開戸を吊り、出入口とする。外壁は白漆喰仕上げ、鉢巻や窓周り等を黒漆喰で仕上げ[4]。
- 前の蔵
- 便所
現地情報
[編集]- 所在地
- 岩手県遠野市中央通り194
- 交通アクセス
- 釜石線遠野駅より徒歩5分
- 釜石自動車道遠野インターチェンジより車5分