今井宏平
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今井 宏平(いまい こうへい、1981年 - )は、日本の政治学者。専門は国際関係論、中東地域研究。とくに現代トルコの政治・外交を研究。アジア経済研究所海外派遣員(在アンカラ)[1]。
略歴
[編集]長野県生まれ。2004年中央大学法学部政治学科卒業、2006年同大学大学院法学研究科(政治学専攻)博士前期課程修了[2]。 2006年4月同大学院後期課程に進学し、同年秋に中東工科大学へ留学。2011年に同大学国際関係学部博士課程修了(Ph.D. )[2]。その後2013年、中央大学大学院法学研究科(政治学専攻)博士後期課程修了[2]。
2013年、論文「トルコ公正発展党政権の中東政策:地域秩序安定化の試みとその挫折」にて中央大学より博士(政治学)の学位を取得[3]。日本学術振興会特別研究員を経て[2]、2016年よりジェトロ・アジア経済研究所研究員[4]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『中東秩序をめぐる現代トルコ外交:平和と安定の模索』ミネルヴァ書房〈MINERVA人文・社会科学叢書〉、2015年。ISBN 978-4-623-07300-9
- 『国際政治理論の射程と限界:分析ツールの理解に向けて』中央大学出版部、2017年。ISBN 978-4-8057-1154-5
- 『トルコ現代史:オスマン帝国崩壊からエルドアンの時代まで』中央公論新社〈中公新書〉、2017年。ISBN 978-4-12-102415-2
- 『戦略的ヘッジングと安全保障の追求:2010年代以降のトルコ外交』有信堂高文社、2023年。ISBN 978-4-8420-5585-5
- 『トルコ100年の歴史を歩く:首都アンカラでたどる近代国家への道』平凡社新書、2023年。ISBN 978-4-582-86038-2
共著
[編集]- (岩坂将充)『エルドアン時代のトルコ:内政と外交の政治力学』岩波書店、2023年。ISBN 978-4-00-022316-4
編著
[編集]- 『クルド問題:非国家主体の可能性と限界』岩波書店、2022年。ISBN 978-4-00-022646-2
- 『教養としての中東政治』ミネルヴァ書房、2022年。ISBN 978-4-623-09344-1
翻訳
[編集]- エリカ・フランツ『権威主義:独裁政治の歴史と変貌』(上谷直克・中井遼共訳)白水社、2021年。ISBN 978-4-560-09821-9
- スティーヴン・M・ウォルト『同盟の起源:国際政治における脅威への均衡』(溝渕正季共訳)ミネルヴァ書房、2021年。ISBN 978-4-623-09234-5
論文
[編集]- CiNii Research:今井宏平 - リンク先を参照。
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ "研究者の紹介:今井宏平."アジア経済研究所公式サイト. 2024年8月2日閲覧。
- ^ a b c d "マイポータル."researchmap2024年7月7日更新. 2024年8月2日閲覧。
- ^ "博士論文書誌事項."CiNii Dissertations. 2024年8月2日閲覧。
- ^ 『トルコ現代史』著者紹介、jetro