今井壮一
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今井 壮一(壯一、いまい そういち、1948年(昭和23年)3月10日[1] - 2015年(平成27年)5月5日[1])は、昭和から平成時代の獣医寄生虫学者。
経歴
[編集]東京都文京区に生まれる[1]。1970年(昭和45年)東京学芸大学教育学部特別教科教員養成課程理科を卒業後、1976年(昭和51年)東北大学大学院農学研究科博士課程修了。同大大学院農学研究科研究生を経て、日本獣医畜産大学獣医畜産学部助手に転じ、専任講師、助教授を経て、1992年(平成4年)教授となる[1][2]。この間、東京大学農学部非常勤講師、中国内蒙古自治区畜牧獣医学研究所客員研究員、国立ザンビア大学獣医学部客員教授を務めた[1]。ほか、東京学芸大学、宮崎大学、岩手大学でも非常勤講師を務めた[3]。
1994年(平成6年)9月、「ルーメン内繊毛虫の分類学的研究」における業績により日本原生動物学会賞を受賞[4]。2013年(平成25年) 日本獣医生命科学大学定年退官、同名誉教授[1]。この間、農林水産省獣医事審議会特別委員、同省国際プロジェクト研究評価委員、厚生省中央薬事審議会臨時委員、日本獣医寄生虫学会会長、日本獣医生命科学大学大学院獣医生命科学研究科長、日本原生動物学会会長を歴任した[1]。
2015年(平成27年)5月5日、入院先の東京女子医科大学病院にて死去した[3]。死後、従五位、瑞宝小綬章が追贈された[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 高橋三保子「今井壯一先生を偲ぶ」『原生動物学雑誌』第48巻1, 2、2015年、1-2頁。