今井優子 (柔道)
獲得メダル | ||
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日本 | ||
柔道 | ||
世界団体 | ||
金 | 2012 サルヴァドール | 70kg級 |
嘉納杯 | ||
銅 | 2008 東京 | 70kg級 |
グランドスラム・東京 | ||
銅 | 2012 東京 | 70kg級 |
今井 優子(いまい ゆうこ、1985年8月3日 - )は日本の女子柔道家。現役時の階級は70kg級。2010年柔道ワールドカップ・ソフィア優勝。全日本実業柔道個人選手権大会3連覇。福岡県出身。東海大学大学院修了。2024年現在、SBC湘南美容クリニック柔道部コーチ[1]。
人物
[編集]身長162cm。段位は五段[2]。組み手は右組み[3]。得意技は一本背負投、大腰[4][5]。
経歴
[編集]柔道は4歳の時に高槻柔道クラブで始めた[4]。私立敬愛中学校から敬愛高校へ進むと、3年の時に金鷲旗で2位、全日本ジュニアの70kg級では3位になった[4]。東海大学に進むと、1年の時には優勝大会と全日本ジュニアで優勝を飾った。学生体重別とアジアジュニアでは3位だった[4]。2年の時には優勝大会で2位にとどまると、学生体重別と講道館杯では3位になった[4]。3年の時には優勝大会と学生体重別で2位、講道館杯で3位だった[4]。4年の時には選抜体重別で3位に入ると、優勝大会では3年ぶりの優勝に貢献した。学生体重別では淑徳大学4年の國原頼子を破って優勝した[4]。2008年には了徳寺学園の職員になると、実業個人選手権ではこの年から3連覇を達成した。講道館杯では決勝で國原に敗れて2位だった。嘉納杯では3位になった[4]。2009年の全日本選手権では準決勝で北京オリンピック78kg級代表である綜合警備保障の中沢さえに有効で敗れるも3位入賞を果たした。講道館杯でも3位だった[4]。2010年には世界ランキング対象大会となるワールドカップ・ソフィアで優勝すると、国体成年女子の部でも千葉県代表として優勝に貢献した。講道館杯では3位だった。また、この年には東海大学の大学院を修了した[4]。2011年のユニバーシアード個人戦では準決勝でオランダのキム・ポリングに敗れて3位だったが、団体戦では優勝を飾った。講道館杯では決勝で三井住友海上の上野巴恵を指導2で破り、ようやくシニアの全国大会で初優勝を飾った[4]。2012年の選抜体重別では3位となった。実業個人選手権では2年ぶり4度目の優勝を飾った。世界団体では決勝の中国戦で陳飛に有効で敗れたが、大将戦で大学の3年後輩である田知本愛が秦茜を技ありで破ったことで、チームは優勝を飾った。続くグランドスラム・東京では3位になった[4]。2013年の国体成年女子の部では3年ぶりの優勝を果たした。2014年の選抜体重別で3位になると、国体成年女子の部では2年連続3度目の優勝を飾った。なお、国体において11勝1敗と際立った活躍を見せたことから、千葉県チームの監督で了徳寺学園コーチの金丸雄介から「国体の女王」と呼ばれることになった[4][6]。
SBC湘南美容クリニック柔道部(旧・了徳寺大学職員柔道部)でコーチを務め、2024年パリ五輪で角田夏実(女子48kg級)を金メダルに導いた[1]。
主な戦績
[編集]- 2003年 - 金鷲旗 2位
- 2003年 - 全日本ジュニア 3位
- 2004年 - 優勝大会 優勝
- 2004年 - 全日本ジュニア 優勝
- 2004年 - 学生体重別 3位
- 2004年 - アジアジュニア 3位
- 2005年 - ブルガリア国際 3位
- 2005年 - 優勝大会 2位
- 2005年 - 学生体重別 3位
- 2005年 - 講道館杯 3位
- 2006年 - 優勝大会 2位
- 2006年 - 学生体重別 2位 国原
- 2006年 - 講道館杯 3位
- 2007年 - 選抜体重別 3位
- 2007年 - 優勝大会 優勝
- 2007年 - 松前カップ 70kg級 優勝 無差別 優勝
- 2007年 - 学生体重別 優勝 国原
- 2008年 - 実業個人選手権 優勝
- 2008年 - 講道館杯 2位 国原
- 2008年 - 嘉納杯 3位
- 2009年 - ベルギー国際 優勝
- 2009年 - 全日本選手権 3位
- 2009年 - 実業個人選手権 優勝
- 2009年 - 講道館杯 3位
- 2010年 - ワールドカップ・ソフィア 優勝
- 2010年 - 実業個人選手権 優勝
- 2010年 - 国体 成年女子の部 優勝
- 2010年 - 講道館杯 3位
- 2011年 - 東アジア選手権 個人戦 優勝 団体戦 優勝
- 2011年 - ユニバーシアード 個人戦 3位 団体戦 優勝
- 2011年 - 講道館杯 優勝
- 2011年 - プレオリンピック大会 3位
- 2012年 - 選抜体重別 3位
- 2012年 - 実業個人選手権 優勝
- 2012年 - 世界団体 優勝
- 2012年 - グランドスラム・東京 3位
- 2013年 - 国体 成年女子の部 優勝
- 2013年 - 講道館杯 5位
- 2014年 - 選抜体重別 3位
- 2014年 - 国体 成年女子の部 優勝
(出典[4]、JudoInside.com)。
テレビ出演
[編集]DVD出演
[編集]- 鎮西敬愛学園の投げきる柔道~一本を取るための秘訣~ ティアンドエイチ株式会社、2011年
脚注
[編集]- ^ a b “妥協せず、夢捨てず 角田、重圧乗り越えた金―柔道〔五輪〕”. 時事通信 (2024年7月28日). 2024年12月14日閲覧。
- ^ “【女子柔道振興委員会】JJ VoiceNo.41 今井優子さん”. 全日本柔道連盟 (2021年6月1日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ 「柔道全日本強化選手名鑑 2014」近代柔道 ベースボールマガジン社、2014年4月号
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 「入門! 一流の技術 一本背負投」近代柔道 ベースボールマガジン社、2014年7月号
- ^ 「入門! 一流の技術 大腰」近代柔道 ベースボールマガジン社、2014年8月号。
- ^ 「第69回国民体育大会柔道競技」近代柔道 ベースボールマガジン社、2014年12月号
- ^ 炎の体育会TV
外部リンク
[編集]- 今井優子 - JudoInside.com のプロフィール