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公益財団法人井上育英会は、明治の元勲である井上馨侯爵の遺産を基に大正15年に設立された。国立大学法人9校の学生を対象に奨学金を貸与するほか、学業や進路の相談、奨学生同士や先輩との交流の場を提供するなど、有能な人材の育成を目的とする。桜菱会(会長 青柳信夫)は、公益財団法人井上育英会の目的・事業に賛同・協賛する個人会員、団体会員を構成員とする会で、奨学生及び同卒業生を中心に総数840名の会員を擁する(2024年3月末現在)。卒業生は、国会議員、大使公使、官庁幹部、法曹人、銀行・メーカーなどの社長・役員、医師、大学教授など、多彩な分野で活躍中である。