井上久士
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井上 久士(いのうえ ひさし、1950年 - )は、日本の歴史学者。専門は中国近現代史・日中関係史。駿河台大学名誉教授[1]。日本中国友好協会会長。
一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了、同博士後期課程単位取得退学。指導教官は増淵龍夫[2]。駿河台大学法学部助教授を経て、2001年から駿河台大学法学部法律学科教授。駿河台大学比較法研究所長[3][4]、日中友好協会副会長等を歴任[5]。
平頂山事件研究の第一人者である[1]。「中国人戦争被害者の要求を支える会」運営委員長、平頂山事件の勝利をめざす実行委員会委員長、日本平頂山事件研究会会長を務める[6][7]。
著書(論文収録を含む)
[編集]- 『中国国民政府史の研究』(汲古書院)
- 「南京事件と遺体埋葬問題」、「南京事件と中国共産党」『南京事件を考える』藤原彰・本多勝一・洞富雄編(大月書店、1987年)
- 「遺体埋葬からみた南京事件犠性者数」『南京大虐殺の現場へ』洞富雄・藤原彰・本多勝一編(朝日新聞社、1988年)
- 『南京大虐殺否定論 13のウソ』南京事件調査研究会編(柏書房、1999年)
- 「南京大虐殺と中国国民党国際宣伝処」『現代歴史学と南京事件』笠原十九司・吉田裕編(柏書房、2006年)
- 『平頂山事件を考える 日本の侵略戦争の闇』新日本出版社、2022年8月。ISBN 978-4-406-06682-2。。
脚注
[編集]- ^ a b 「旧日本軍が満州住民を殺害した「平頂山事件」とは 研究の第一人者が調査結果まとめる 「事実知ること必要」」『東京新聞』2022年10月25日。2023年9月3日閲覧。
- ^ 「昭和51年度 学位授与・単位修得論文」一橋研究
- ^ [1]紀伊國屋書店
- ^ 「日中関係の今後は 丹羽宇一郎・前中国大使氏招きシンポ」毎日新聞2015年11月13日
- ^ 「柳条湖事件85周年いま私たちがやらなければならないこと井上久士副会長に聞く」 日中友好新聞2016年9月5日号
- ^ 「撫順未来実行委員会からのお知らせ」
- ^ 「問い直す 戦争70年の視点」東京新聞特集