コンテンツにスキップ

二村誠二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

二村 誠二(にむら せいじ)は、日本の建築材料建築工学者。大阪工業大学工学部建築学科元助教授。元建築学教室担当。工学修士。日本住宅管理協会元副理事長。グリーンコンクリート研究センター元アドバイザー。

専門は、建築材料(特にアルカリ骨材反応ASR)・建築生産コンクリート工学

略歴

[編集]

1966年大阪工業大学工学部建築学科卒業。同年、同学科助手・建築学教室担当。1970年同大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了、工学修士(大阪工業大学)。同大学工学部建築学科講師を経て、2003年同学科助教授。2007年大阪工業大学退官。 退官後は、日本住宅管理協会副理事長、グリーンコンクリート研究センター元アドバイザーも務めた[1]

大阪工業大学工学部建築学科にて30年以上の長きに渡り教鞭を執り、建築材料・建築生産の研究育成に貢献した。特に1983年8月セメント・コンクリート誌(No.438. pp.8-15)で発表した研究「コンクリート用砕石のアルカリ骨材反応性」は、のちにNHKニュースワイドで取り上げられ、アルカリ骨材反応によるコンクリート構造物劣化阪神高速道路などの高架橋関西地域中心に数多く存在することが放送された結果、従来は否定的であった日本においてアルカリ骨材反応によるコンクリート構造物の劣化が進んでいるという事実が、建築業界のみならず、建設・土木業界への一般認識へとつながった[2]

主な所属学会は、日本建築学会日本材料学会日本コンクリート工学協会

主な研究

[編集]

脚注

[編集]