久保田康耶
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生誕 |
1928年12月3日[1] 三重県伊勢市[1] |
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死没 |
2010年11月14日[2] 東京都文京区[2] |
研究分野 | 歯科麻酔学、障害者歯科学他 |
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
出身校 | 東京医科歯科大学 |
博士課程 指導学生 | 染矢源治[3] 他 |
プロジェクト:人物伝 |
久保田 康耶(くぼた やすや、1928年12月3日 - 2010年11月14日)は、日本の歯学者・医師・歯科医師。東京医科歯科大学歯学部歯科麻酔学講座教授。国際歯科麻酔学連合初代会長[4]。元日本歯科麻酔学会理事長[5]。日本で最初の歯科麻酔学の教授[5]。
歯科麻酔、障害者歯科の普及に努め、歯科麻酔学の父とよばれることもあり[6]、1979年に立ち上げた沖縄県重度心身障害者全身麻酔下歯科治療事業は2010年現在も継続されている[1][5]。
経歴
[編集]1950年に東京医学歯学専門学校医学科を、1957年東京医科歯科大学歯学部を卒業、同大学院、歯学部助手、講師、助教授を経て1967年東京医科歯科大学歯学部歯科麻酔学講座教授に就任、1994年より名誉教授[1]。
1961年に東京医科歯科大学より歯学博士の学位を得る。学位論文の題は、「顎関節侵襲の顔面骨発育に及ぼす影響に関する実験的研究」[7]。
所属学会
[編集]- 日本歯科麻酔学会 元理事長[5]
- 日本歯科医学会 元理事[5]
- 日本歯科薬物療法学会 元理事[5]
- 日本障害者歯科学会 元理事[1]、名誉会員[1]、名誉指導医[1]、名誉認定医[1]
- 日本老年歯科医学会 元理事[5]
- 日本有病者歯科医療学会 元理事[5]
- 日本歯科医学教育学会 元理事[5]、名誉会員[8]
- 日本歯科心身医学会 元理事[5]
- 日本口蓋裂学会 元理事[5]、名誉会員[9]
- 日本口腔科学会 元理事[5]、名誉会員[10]
- 日本小児口腔外科学会 元理事[5]
- 日本疼痛学会 元評議員[5]
- 日本口腔外科学会 元評議員[5]
- 日本顎関節学会 元評議員[5]
- 日本国際歯科麻酔学会議 第3回大会長[5]
- 日本麻酔科学会 元評議員[5]
- 日本歯科東洋医学会[1]
- 日本臨床モニター学会[1]
- 国際歯科研究学会[1]
- 国際歯科研究学会日本部会[1]
- 国際歯科麻酔学連合初代会長[4]
- 国際歯科連盟[1]
著書
[編集]- 久保田康耶 他 編『歯科麻酔学』医歯薬出版、1971年6月。ASIN B000JA0SN0。
- 久保田康耶 他 編『歯科麻酔学』(第3版)医歯薬出版、1980年1月。
- 久保田康耶『患者さんの痛みがとれますか』クインテッセンス出版、1986年1月。ISBN 978-4874172025。
- 久保田康耶 他 編『歯科麻酔学』(第4版)医歯薬出版、1989年3月。
- 久保田康耶 他 著、藍稔、岡達 編『顎関節症の臨床』医歯薬出版〈歯界展望 別冊〉、1989年6月。
- 久保田康耶 他 著、岡達、藍稔 編『顎関節症 治療のポイント50』医歯薬出版〈歯界展望 別冊〉、1990年8月。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m 酒井信明「久保田康耶先生を偲んで」『障害者歯科』第32巻第1号、日本障害者歯科学会、東京都豊島区、2011年2月、巻頭、ISSN 0913-1663。
- ^ a b “久保田康耶氏死去 東京医科歯科大名誉教授”. 47NEWS (東京都港区: 全国新聞ネット) 2011年3月19日閲覧。
- ^ “痛みなく安全で、快適な歯科医療を求めて” (PDF). 歯学部ニュース平成21年度第2号. 新潟大学歯学部. 2011年3月19日閲覧。
- ^ a b “沿革”. 日本歯科麻酔学会. 2016年6月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 嶋田昌彦「追悼 久保田康耶先生のご遺徳をしのんで」『日本歯科麻酔学会雑誌』第39巻第1号、日本歯科麻酔学会、東京都豊島区、2011年1月、93頁、ISSN 0386-5835。
- ^ 安田登「追悼座談会 歯科麻酔学の父 久保田康耶氏の成し遂げたこと」『アポロニア21』第206号、日本歯科新聞社、東京都千代田区、2011年1月。
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ “役員一覧”. 日本歯科医学教育学会. 2011年3月19日閲覧。
- ^ “名誉会員”. 日本口腔科学会. 2011年3月19日閲覧。
- ^ “名誉会員”. 日本口腔科学会. 2011年3月19日閲覧。