コンテンツにスキップ

丹治信春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丹治信春
生誕 1949年????
時代 現代思想
現代哲学
地域 日本
学派 分析哲学
研究分野 科学哲学
言語哲学
心の哲学
テンプレートを表示

丹治 信春(たんじ のぶはる、1949年 - )は、日本哲学者東京都立大学名誉教授。専門は科学哲学言語哲学心の哲学。現在は日本大学文理学部教授。元日本科学哲学会会長。博士(学術)東京大学・1997年)。

言語の意味に基準があるという考えを排する、徹底したアポステリオリズムに基づく言語観を著書『言語と認識のダイナミズム』で提唱した。同書によって博士(学術)東京大学から取得した[1]

略歴

[編集]

著作

[編集]

単著

[編集]
  • 『言語と認識のダイナミズム――ウィトゲンシュタインからクワインへ』勁草書房 1996
  • 『クワイン――ホーリズムの哲学』講談社 1997;[平凡社ライブラリー版]平凡社 2009
  • 『タブローの方法による論理学入門』朝倉書店、1999年;[改題・文庫版]『論理学入門』筑摩書房 2014

編著

[編集]
  • 藤田晋吾、丹治信春編『言語・科学・人間――実在論をめぐって』朝倉書店 1990
  • 大森荘蔵著、飯田隆、丹治信春、野家啓一、野矢茂樹編『大森荘蔵セレクション』平凡社 2011

翻訳

[編集]
  • 渡辺慧著、村上陽一郎、丹治信春訳『知識と推測〈1〉情報の構造――科学的認識論』東京図書 1975
  • 渡辺慧著、村上陽一郎、丹治信春訳『知識と推測〈2〉演繹と帰納の数理――科学的認識論』東京図書 1975
  • J.L.オースティン著、丹治信春、守屋唱進訳『知覚の言語――センスとセンシビリア』勁草書房 1984
  • B.C.ファン・フラーセン著、丹治信春訳『科学的世界像』紀伊國屋書店 1986
  • テッド・バスティン編、柳瀬睦男、黒崎宏、村上陽一郎、丹治信春訳『量子力学は越えられるか』東京図書 1988
  • B.デスパーニア著、柳瀬睦男、丹治信春訳『現代物理学にとって実在とは何か』培風館 1988
  • J.L.オースティン著、丹治信春訳「事実に対する不当」、坂本百大監訳『オースティン哲学論文集』勁草書房 1991、収録。
  • ポール・ホーウィッチ著、丹治信春訳『時間に向きはあるか』丸善 1992
  • W・V・O・クワイン著、丹治信春訳「量化子と命題的態度」、松阪陽一編訳『言語哲学重要論文集』春秋社 2013、収録。

監修

[編集]
  • シリーズ「現代哲学への招待」春秋社[6]

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]