丸山美知代
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丸山 美知代(まるやま みちよ、1949年 - 2024年)は、英米文学者。立命館大学教授。ユダヤ系のノーベル賞受賞作家ソール・ベロー、また、19世紀ロシア文学とウラジーミル・ナボコフを研究 。山内邦臣に師事。
略歴
[編集]- 1949年 生まれ。
- 1974年 - 奈良女子大学 文学部英文科卒業
- 1974年 -奈良女子大学大学院博士課程前期課程修了(1976年まで)
- 1976年 -平安女学院短大で教鞭をとる。 (1987年まで)
- 1987年 –立命館大学教授
- 日本アメリカ文学会、
- 日本英文学会
- 国際ソール・ベロー協会
- 奈良女子大学英語英米文学会
- 日本ソール・ベロー協会
- 日本ナボコフ学会
著書 訳本
[編集]- 『書きなおすナボコフ、読みなおすナボコフ』(研究社、2011年)共著 若島正, 沼野充義
- 『ルーダンの悪魔 著オルダス・ハクスリー』(人文書院、1989年)
- 『知られざるオリーヴ・シュライナー 著ジョイス・バークマン』(晶文社、1992年)
- 『アメリカ文学 問題と追究 』(山口書店、1979年)共著 山内邦臣
論文
[編集]- 『凸面鏡の中の自画像--NabokovのPninにおける語りのメタファーとしての絵画』(立命館文學、2007年)
- 『登場人物に拒否される語り手の謎 : Vladimir NabokovのPninの場合』(立命館英米文学、2006年)
- 『Vladimir NabokovのPnin : うしろに影のある心臓と理想的に禿げた頭』(立命館英米文学、2003年)
- 『VはいかにしてNを葬ったのか?--ウラジーミル・ナボコフの「フィアルタの春」におけ自伝的行為について』(立命館文學、2001年)
- 『1996年度卒業論文について』(立命館英米文学、1998年)
- 『"I.P.ベルキン"とは誰か? : プーシキンの散文ポエティックス確立にまつわる謎』(立命館言語文化研究、1995年)
- 『An Auditory interpretation of Kate Chopin's The Awakening : atonal discords and quiet harmony. (永原誠教授 高橋喜久夫教授退職記念論集)』(立命館文學、1993年)
- 『広岡先生 : 思い出すことなど』(立命館英米文学 復刊、1992年)
- 『The Aspern papers における《曖昧》の構造』(英学、1986年)
- 『ウラジミール・ナボコフ『青白い炎』 : 創造行為の意味するもの』(英学、1985年)
- 『Saul Bellow's Mr.Sammler : The one-eyed philosopher in the country of the blind』(平安女学院短期大学紀要、1984年)
- 『新しいピカロの求める運命とは 3』(英学、1984年)
- 『新しいピカロの求める運命とは 2』(英学、1983年)
- 『現代都市小説家としてのSaul Bellow : New YorkとChicago』(平安女学院短期大学紀要、1981年)
- 『新しいピカロの求める運命とは』(英学、1981年)
- 『On The Sea, The Sea by Iris Murdoch : <<Prospero abjured magic but never drowned his book>>』(平安女学院短期大学紀要、1979年)
- 『V.ナボコフ『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』をめぐって : ガラス玉の中の仮面劇』(英学、1979年)
- 『Bernard Malamud の小説 : 展覧会の絵 (2)』(英学、1979年)
- 『Bernard Malamud の小説 : 展覧会の絵 (!)』(英学、1977年)
- 『Saul Bellow : Herzog に関する一考察: 三人称語りと喜劇の精神』(英学、1976年)
- 『The Catcher in the Rye一考察 : Holdenの内面変遷を中心』(英語学英米文学論集、1975年)
参考文献
[編集]- 上記 丸山美知代著書の紹介文より。