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丸山洋司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

丸山 洋司(まるやま ようじ)は、日本文部科学官僚ノンキャリア初の文部科学省局長として、文部科学省初等中等教育局長を務めたのち、ノンキャリア初の事務次官級として文部科学審議官に昇格。退官後、文部科学省参与を経て、公立学校共済組合理事長

人物・経歴

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大分県出身[1]1981年大分県立大分上野丘高等学校卒業後[2][3][4]大学受験浪人となり[5][6]、同年 国家公務員採用初級試験(行政事務)合格[7][4][8]1982年 大分医科大学事務局入局[4]。同総務部勤務を経て[7]、上司の勧めで転任試験を受け[6]1988年 文部省配属[7][2]自治官僚出身の間島正秀の下で自治体経営を学びたいと考え、法政大学大学院公共政策研究科修士課程に入学し[9]2017年に修了[1][4]修士[5]

文部科学省大臣官房会計地方財政室長[3]文部科学省初等中等教育局財政課教育財政室長等を経て[10]2016年 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課長[11]。2017年 文部科学省高等教育局私学私学助成課長[12]2018年玉上晃とともに文部科学省発足以来初となるノンキャリア出身審議官として、文部科学省大臣官房審議官(初等中等教育局担当)兼内閣府子ども・子育て本部審議官に昇格[13][14]

文部科学省天下り問題文部科学省汚職事件を受けた組織改革の一環として、2019年にノンキャリア初の文部科学省局長として、初等中等教育局長に昇格[15]。昇格後のインタビューでは、異例の人事について「正直、驚きました」とコメントした[4]。現場主義を自認し、好きな言葉は「一隅を照らす」。局長として、長年関心を持っていた教育条件整備等による教育格差解消などに取り組んだ[5]。2020年ノンキャリア初の事務次官文部科学審議官に昇格[16]。2022年辞職。同年文部科学省参与[17]公立学校共済組合理事長[18]

脚注

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  1. ^ a b 「官房長に柳氏 文部科学省 」日本経済新聞2019/7/2 13:51
  2. ^ a b 「文科省 「ノンキャリア」職員が初めて局長に」日本放送協会2019年7月2日 10時54分
  3. ^ a b 【文科省人事】初中等教育局長に丸山洋司氏教育新聞2019年7月2日
  4. ^ a b c d e ノンキャリアで初の文科局長就任へ 官房審議官・丸山氏朝日新聞社2019年7月2日17時06分
  5. ^ a b c 「【丸山洋司局長】教育格差解消 「国がしっかり口を出す」」教育新聞2019年7月16日
  6. ^ a b 「(ひと)丸山洋司さん 文科省で初めてノンキャリアから局長に就いた」朝日新聞デジタル2019年7月26日05時00分
  7. ^ a b c 文科省の初中局長に丸山氏 ノンキャリ出身で初 日本経済新聞2019/7/2 10:52
  8. ^ 「文部科学省 人事異動(2019年7月9日発令)」 日経WHO’ SWHO人事異動情報
  9. ^ 「現場ファーストで」改革を ~ノンキャリア初、初中局長就任の丸山氏・文科省~ JIJI.COM
  10. ^ 平成25年6月伊勢原市教育委員会定例会会議録伊勢原市
  11. ^ 人事、文部科学省 日本経済新聞(2016/2/8 5:00)
  12. ^ 人事、文部科学省 日本経済新聞(2017/7/11 5:00)
  13. ^ 人事、文部科学省 日本経済新聞2018/10/16 18:31
  14. ^ 「〔ひと&こと〕文科省人事で審議官にノンキャリア2人抜てき」エコノミスト 第96巻 第43号 通巻4574号 2018.11.6
  15. ^ 「ノンキャリアから初の登用=初等中等教育局長に丸山氏-文科省」時事通信2019年07月02日11時20分
  16. ^ ノンキャリア初の事務次官級起用文科省審議官に丸山洋司氏共同通信2020/7/21 13:38 (JST)
  17. ^ 学習情報研究センター、「情報教育コンファレンス」12月9日開催ICT教育ニュース2022年10月19日
  18. ^ 前文科審議官の丸山氏、公立学校共済組合理事長に日本教育新聞2022年12月12日 3面記事
先代
芦立訓
文部科学審議官(文教担当)
2020年 - 2022年
次代
伯井美徳