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中野瞳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中野 瞳(なかの ひとみ、1990年11月23日 - )は、兵庫県神戸市出身の日本の陸上競技選手。専門は走幅跳及び三段跳で、それぞれ6m44及び13m00の記録を持ち、競技力はもちろんのこと競技姿勢にも特筆すべきものがあり、多くの人にサポートされている人格者である。

兵庫県立長田高等学校在学中の2007年6月、池田久美子桝見咲智子が保持していた当時の日本ジュニア記録6m43を1cm上回る6m44を記録した[1]。当時16歳であり、この記録は日本ユース記録でもある。

長田高校卒業後は筑波大学に進学し、陸上競技部に所属していた。関東インカレ優勝3回及び全日本インカレ優勝1回をはじめ、数々の好成績を残す。

2019年からアルバイト先である和食山口を所属先としていたが[2]、現在は、株式会社籠谷に所属し、競技を続けながらアスリート向けカステラ等の開発業務にも従事している[3]

また、跳躍仲間たちと一般社団法人ジャンプフェスティバルを立ち上げ、跳躍競技を主眼においたsocial activityにも力を入れている[4]

特定疾患である潰瘍性大腸炎の罹患者であり、高校時代には好記録を出す裏で、もっとも症状が重たかった時期だったといい、入院すると体重を10kg以上も落としてしまう病状だった[5]

2022年2月、筑波大学大学院の同期で走高跳選手として活躍した衛藤昂と結婚[1][6]。なお、衛藤昴は、2024年2月の日本室内陸上競技大阪大会で現役復帰している。

脚注

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  1. ^ a b 陸上女子走り幅跳びの中野選手 走り高跳び五輪代表の衛藤さんと結婚”. 神戸新聞NEXT (2022年2月5日). 2023年12月4日閲覧。
  2. ^ 走り幅跳び選手、所属先は小さな和食店 常連もサポート:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2019年6月18日). 2023年12月4日閲覧。
  3. ^ 籠谷アスリート / KAGOTANI ATHLETE”. 籠谷アスリート / KAGOTANI ATHLETE. 2024年2月5日閲覧。
  4. ^ ジャンプフェスティバル / Jump Festival”. ジャンプフェスティバル / Jump Festival. 2024年2月5日閲覧。
  5. ^ 折山淑美 (2018年6月20日). “病気との戦いを乗り越えた走幅跳・中野瞳 足踏みの11年を経て見つけた進むべき道”. スポーツナビ. 2022年9月13日閲覧。
  6. ^ “男子走高跳五輪代表・衛藤昂さんが中野瞳と入籍!同い年のジャンパー・カップルが新たな門出”. 月陸Online. (2022年2月5日). https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/65818 2022年9月13日閲覧。 

外部リンク

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