中野木の辻切り
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中野木の辻切り(なかのきのつじぎり)とは千葉県船橋市中野木で行われている行事である。辻切りという風習は名称、形態、時期などは地域によって異なってくるが、中野木では毎年初午(2月最初の午の日)に行われる。1997年(平成9年)船橋市指定無形民俗文化財。
概要
[編集]鎮守の八坂神社に集まり、東西2組に分かれ、大蛇を1匹ずつ作製する[1]。完成すると長さ5m半程になる大蛇は、本殿前にとぐろを巻き、向かい合わせに据えられる[1]。その蛇に御神酒を飲ませる直会のあと、東西それぞれ4~5人で大蛇をかかえ、集落の南西と北東の道路脇の立木に巻きつけるものである[1]。
1972年(昭和47年)以前の資料がなく、起源は不詳だが、一説によると100年以上前から行われている[2]。中野木の辻切りはワラ蛇の作りが大きく、古態を保つと考えられている[1]。
船橋市指定無形民俗文化財であるが、中野木の住民以外にあまり知られていない[3]。
交通案内
[編集]-
八坂神社
中野木 -
大蛇(南)
2009年 -
大蛇(東)
2009年
脚注
[編集]- ^ a b c d “中野木の辻切り”. 船橋市ホームページ. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “中野木の八坂神社で恒例の辻切り、中野木小学校の児童たちも見学 | みんなで船橋を盛り上げる船橋情報サイト「MyFunaねっと」”. myfuna.net. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “中野木の辻切り(船橋市指定無形民俗文化財) | みんなで船橋を盛り上げる船橋情報サイト「MyFunaねっと」”. myfuna.net. 2020年4月1日閲覧。