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中老僧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中老僧(ちゅうろうそう)は、日蓮宗に於いて六老僧に準ずる日蓮の直弟子のこと。人数は資料により異なる。

一覧

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  • 日門(生没年未詳)一乗阿闍梨。1295年に仙台の大仙寺(現在の孝勝寺)を創建した。
  • 日弁(1239年-1311年)越後房。越後阿闍梨。法華宗本門流の長国山鷲山寺を創建した。
  • 日忍(生没年未詳)下野公、下野阿闍梨。守塔六月。
  • 日法(1258年-1341年)和泉房・和泉阿闍梨。俗名は徳永光長、幼名を熊王丸。守塔八月。片瀬龍口寺、岡宮光長寺、勝沼の休息山立正寺二世。彫刻の名手で池上本門寺、鎌倉妙本寺などに残る日蓮の肖像を残した。
  • 天目(1256年-1337年)浄法房、美濃阿闍梨。のちに上法房日盛と改名。俗姓は畠山氏で鎌倉の本興寺、品川の天妙国寺、下野佐野妙顕寺、小勝本門寺などを創建した。
  • 日源(生年不詳-1315年)智海、元は天台宗の僧で実相寺の学頭を務めた。岩本実相寺を改宗。碑文谷法華寺感応寺法明寺を創建した。厚木妙傳寺二世。
  • 日傳(生没年未詳)肥前房、小室山妙法寺の開基。元は真言僧の善智。
  • 日位(生没年未詳)治部公少輔阿闍梨 俗姓を南部氏、祖母は妙位日禅尼。守塔八月 駿河池田本覚寺、村松海上寺(のち海長寺)を創建した。
  • 日賢(1243年-1338年)淡路公、駿河国安東村出身。守塔三月。法兄の日源を開基として法明寺を創建した。
  • 日秀(生没年未詳)下野公。俗姓は高橋氏。守塔十二月、上総国妙福寺住持。
  • 日家(1258年-1315年)寂日房。俗姓は佐久間氏。守塔十二月 安房小湊誕生寺を創建した。興津妙覚寺三世。
  • 日保(生没年未詳)卿公。俗姓は佐久間氏。守塔十月、興津妙覚寺二世、誕生寺三世
  • 日合(生没年未詳)筑前公、俗姓は工藤氏。守塔七月 野呂妙興寺住持。
  • 日實(生没年未詳)但馬公。守塔十月。沼津妙海寺を創建した。
  • 日得(1189年-1279年)阿仏房。俗名は遠藤為盛、妻は千日尼。佐渡妙宣寺を創建した。
  • 日高(1257年-1314年)帥公。父は大田乗明。中山法華経寺二世。
  • 日満(1272年-1360年)佐渡阿闍梨、如寂房、彦日満。阿仏房の曾孫で佐渡妙宣寺を創建した。佐渡妙満寺住持。
  • 日進(1271年-1334年)三位公、大進阿闍梨、日心、日真。日善、日上は兄弟に当たる。身延山久遠寺三世。

参考資料

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  • 『日蓮宗小事典』法蔵館

関連項目

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  • 九老僧朗門の九鳳
  • 日祐(1298年-1374年) 生年は日蓮の没後だが中老僧に加えられることがある。千葉胤貞の猶子で中山法華経寺三世を勤め正東山日本寺を創建した。