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中山七里 (橋幸夫の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「中山七里」
橋幸夫シングル
初出アルバム『橋幸夫オールヒットメロディー第3集(JV-5044)』
B面 雲と三度笠
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(VS-718)
作詞・作曲 佐伯孝夫(作詞)
吉田正(作曲)
橋幸夫 シングル 年表
悲しき天使/慕情のワルツ
(1962年5月5日)
中山七里若いやつ
(1962年6月20日)
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中山七里」(なかやましちり)は、1962年5月20日にビクターレコードより発売された橋幸夫の22枚目のシングルである(VS-718)。

概要

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  • 橋の3枚めのシングル「おけさ唄えば」の映画化で、橋が市川雷蔵と共演したことで、その後雷蔵と大映側から、雷蔵が主演する映画の「主題歌を歌って欲しい」と、橋陣営に依頼されるようになった[1]
  • 雷蔵は、一回り若い橋が気に入って、橋と共演する場合には撮影の世話を焼いたりと、親密な関係となっていた[2]とされる。
  • 橋の10枚目のシングル「沓掛時次郎」も、大映側からの依頼に基づくものであり、本作「中山七里」同様であった。
  • 作詞、作曲は橋の恩師である佐伯孝夫吉田正、映画「中山七里」原作は、長谷川伸の戯曲で、佐伯孝夫得意の「木曽もの」に属する股旅物となっている。
  • 吉田正は、本作について、「僕の股旅調の中で一番好き」と述べている[3]、当時の橋は、毎年シングルを10数枚リリースして、ことごとくヒットさせていたから、多くのヒット曲の中の1曲になってしまい「ないがしろにされている」[3]とまで述べている。
  • 楽曲の振付は、花柳啓之である。
  • c/wの「雲と三度笠」も佐伯、吉田の制作で、同じく映画「中山七里」の主題歌だが、曲調については、「カントリー&ウェスタン」調で、これは雷蔵からの注文であった[4]

収録曲

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  1. 中山七里
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  2. 雲と三度笠
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正

共演

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収録アルバム

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  • 『股旅演歌ベスト<潮来笠から子連れ狼まで>』(1986年5月21日) VDR-1195
  • 『<BEST ONE>』(1996年10月23日)VICL-816
  • 『<TWIN BEST>』(1998年11月6日)VICL-41033〜4
  • 『元祖、股旅ここにあり!』(2001年11月21日) VICL-60817
  • 『橋幸夫ベスト〜踊り唄〜』(2008.11.19)VICL-63156

その他、多くのベスト版に収録されている。

関連項目

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  • 映画「中山七里
  • 橋幸夫デビュー20周年記念企画オリジナルアルバム「中山七里」(SJX-20173)

出典

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  1. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 26頁
  2. ^ 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』ISBN 978-4-87969-106-4 日刊現代(東京)2007/4 120頁
  3. ^ a b ビクターエンタテインメント『吉田正大全集〜1948-1997』1997/9 解説書19頁参照
  4. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 33頁